ちなみに、なんで今までGoogleマップを使わなかったかというと、
- 単純に新しい事を覚えるのがめんどくさい
- 必要以上にいろんなサービスへの依存関係を増やしたくない
- Googleマップが一部有料化されてから、なんかめんどくさそうな雰囲気
- Google先生はいつ大胆に仕様変更したりサービスやめたりするか分からん
- 苦労してまとめても、バックアップする手段がなさそう
‥‥‥とかいろいろ思うところがあったのですが、まあ有料化については、とりあえずマイマップを作って埋め込み機能で埋め込む分には関係なさそうだし、バックアップについても kml に保存しておけば問題なさそうなので (kml をこの先もサポートする気があるのか不穏だけど)、それならよほど面倒でもないならやってみようかなという事になりました。で、最適解を見つけるのに1週間かかったんだけどね。
なんか超便利そうなの見つけた
で、さっそくGPSログをできるだけ簡単にマイマップにプロットする方法を調べ始めたのですが、さっそくものすごく便利そうなのを見つけました。 このソフトの素晴らしいところは、- ものすごく簡単に、ものすごくいい感じのまとめマップを作れる
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マイマップではなく、Google Maps API を駆使して、トラック再生機能なども含めた、ものすごく見やすいまとめ地図をワンクリックで作ってくれます。ぜひサンプルページを見てみましょう。
ただ、そのおかげでGoogleマップの有料化問題が絡んでしまうのだけれど。 - GPSロガーの膨大な元データを自動で間引きしてくれる
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GPSロガーは数m移動するごとにログを取るので、1日分のドライブともなると数千ポイントになるのですが、マイマップにあまりポイント数の多いラインは表示できません。現在は400ポイントくらいごとに勝手に分断されてしまうようです。
それを避けるためには必要ないポイントを省く必要がありますが、このソフトはそれを自動でやってくれます。結果、地図を拡大するとだいぶ荒くなってはしまいますが、どの道を通ったのかは充分分かるので問題ないかと。
そのほか、自宅を特定されないように自宅付近のログを簡単に排除できたり、欲しいなと思う機能が用意されているのが嬉しい。 - 写真を放り込むだけで、概ねGPSログ上に配置してくれる
- デジカメで撮影した写真をドロップするだけで、GPS内蔵カメラであれば位置情報を参照して地図上に配置てくれたり、位置情報がなくとも撮影日時とGPSログの時間を照合して、対応する位置に写真を配置してくれます。 という感じの至れり尽くせりのソフトで、すべてがうまくいくのであれば、
- GPSロガーのログをGPX形式に変換
- 轍にGPXファイルを読み込み、ログの間引きやゴミ取り
- 写真を放り込めば位置合わせはしてくれるので、あとはコメントを書くのみ
- 出力ボタンを押せばかっこいい地図を作ってくれるので、あとはブログにアップ!
- Google Maps API を使用しているため、有料化の対象になり得る
- 作成した地図に対して、1日25000以上のアクセスが90日以上続くと有料化の対象になり得ます。‥‥なので、こんな見てもらう努力もしないブログで、そんな事を気にする必要は微塵もないのですが、あまり気分のいいものではありません。APIを使わず出来ることは使わないで済ませたい。
- 地図を見ながらログの手直しや経由地の編集ができない
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これも Google Maps API の有料化に起因するのですが、このソフトは以前は地図を見ながらGPSログの手直しや経由地の編集が行えたらしいのですが、有料化後はアプリから直接 Google にアクセスするのを避けるため、できなくしてしまったようです。
となると、位置調整はすべて緯度経度で入力するしかなくなるのですが、それをするならマイマップで地図を見ながら写真や経由地を配置した方が楽です。 - 写真の管理が僕の使い方に合わない
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これは僕の使い方の問題ですが、轍のデータファイルは使用する写真ファイルを絶対パスで保存するので、複数PC間で作業がしにくいのです(旅先で仮にまとめて、後で家のPCで手直しするなど)。
そのうえ、上記の通り、地図上の任意の場所に写真や経由地を配置したり、位置の手直しは非常に手間がかかるので、このソフトで写真を扱うのは諦めました。 - 1. GPSロガーのログデータを GPX 形式に変換
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僕のロガー、WBT-201 は付属のソフトで直接 GPX 形式を出力できる。
轍は GPX 形式以外にもいろいろ読み込めるので、変換しやすいもので。 - 2. 轍に GPX ファイルを読み込み、ログの間引きと最適化
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轍にGPXファイルをインポートし、ログの間引きやノイズフィルタ、自宅近辺のデータ削除を行う。間引きしすぎてないかはプレビューで確認して調整。ログの細かい手直しはマイマップ上で行った方が効率がいいので、ここでは自動処理のみ。
間引きが済んだら kml 形式でエクスポートする。轍での作業は以上。 - 3. 必要な写真をピックアップして、サーバにアップ
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載せたい写真をあらかじめリサイズやトリミング、Exifの削除などを行い、ブログのサーバなり自前のWebサーバなりにアップして、アクセスできるようにしておく。
写真も含めた kmz 形式にまとめてしまうのも便利そうなのだけど、どうにもマイマップでの kmz からの画像読み込みは謎が多いので、写真は別途サーバに上げた方が扱いやすいという結論に達した。 - 4. Google マップにマイマップを作成、kml のインポート
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最近執拗に勧められる「新しいGoogleマップ」は、2013/11 現在、kml 形式のインポートができないので、「以前のマイマップを使用して作成」 でマイマップを作成し、kml ファイルをインポートする。
新しい Google マップはどうにも趣味が合わないので、あんま使いたくない。 - 5. マイマップ上に経由地や写真、コメントを書き込む
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あとは納得いくまで経由地を置いて、写真貼るべし貼るべし。コメント書くべし書くべし。
道から大幅に外れたログデータの手直しもマイマップ上で行えます。 - 6. バックアップは kml で保存しとけばOK
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マイマップの kml 保存機能でセーブすれば、写真以外の経由地やコメントは全て保存されるので、そのままバックアップになる。保存した kml を Google Earth で読み込んでニヤニヤ眺めるもよし。もし万一この先 kml が使えなくなったとしても、テキストの XML 形式なのでどうにでも対応できるかと。
と万々歳だったのですが、実際使ってみると何点か問題があったため、轍はログデータの間引きにだけ使わせてもらう事になりました。問題点は以下のとおり。
で、結局
最終的に、できるだけ手間をかけずにGPSログをマイマップ上にプロットし、経由地に写真やコメントをまとめる方法は以下のように。より大きな地図で 2013/11 静岡旅行 3日目 を表示
次はドラレコの記事でも書いて、動画のアップに挑戦かな。(IT関係者とは思えない順応の遅さ)
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