2012年01月24日

僕のアプリが iPhone に入るまでの10の約束

 という事で、ラノベのような、それでいてホロリと来るような微妙なタイトルにしてみましたが、先に言っておきますと10個ないですよ。ないんだからねッ!
 先人の方々のおかげで、ほんの数日足らずで iPhone 上でアプリを動かすところまで持っていけましたので、参考にしたページとひっかかった罠でもまとめておこうかなと。主に1年後くらいの自分のために。

主に参考にしたページ

SDKで始めるiPad/iPhoneアプリ開発の勘所
 今となってはかなり古い情報かと思いますが、とりあえず第3回くらいまで言われたとおりやってみたところ、知りたかった事はだいたい分かりました。あと、Objective-C が予想以上にC言語じゃなさすぎて噴きました。
アプリを実機で動かす
 作ったアプリを実機で動かすまでの手順がまとめてあります。つーか面倒すぎだよ。この手順を自分で英語のマニュアルから解読してたら相当時間かかったんじゃないかと。
 そしてこちらのサイトには、アプリを販売するために必要になる手続きもまとめてあったですが、なんかね、これから自分でコレやるのかと思うと胃が痛くなってきました。代行にお世話になった方がいいのかなぁ。
iPhoneアプリ開発開始時に気をつけるべきファイルの取り扱い(1) (2)
 上のサイトの手順どおりにやれば実機でアプリを動かせるようにはなります。が、その過程で次から次へと謎の証明書が出てきて精神的に不安になります。契約書に謎の捨印欄がある時のあの感じです。
 で、ググってみたらこのページにたどり着きました。まあ相変わらず、中間証明書って何だよとか色々気になりますが、とりあえず捨てていい物と悪い物が分かったのはありがたい。

ハマった罠

Developer Program がアクティベートできねえ!
 皆ハマる定番の罠らしいですね。僕も事前に 「アカウント作成時に絶対に日本語を書いてはいけない」 という予備知識はあったので、最初は日本語なしで作ったんですが、決済時に住所がおかしな事になってたので、「国内決済用の情報だし」 と日本語で書き直したが最後、返ってきた受注確認メールからしてすでに 「Dear Tadanobu 大久保」 とかイヤな予感しかしません。混ぜんなよ。で、案の定アクティベートできませんでしたとさ。
 結局 こちらのブログ を参考に、泣く泣く英語で助けてメール書いて対応してもらいました。サポートの対応早かったし、返事は日本語だったしでありがたいんですが、そもそもいい加減マルチバイト文字対応してよ。
xib が更新されねえ!つうかお前誰だ!
 上で紹介した「アプリ開発の勘所」の第3回にて、アプリを各国語対応させる手順が紹介されていて、その中で xib (インターフェース情報ファイル) を言語ごとに分けるという手順があったのですが、それがどうにもうまく行きません。原因を突き詰めていくと、そもそも xib ファイルが存在しなくてもインターフェースが表示されるという全く意味不明な状態。お前誰だよ!
 どうにも何かのキャッシュがしつこく余計な事をしてるぽいですが、ググってみたところ、「ターゲットをクリーニング」 や 「中間ファイルはフォルダごと全部消せ」 などの想定内の物から 「Xcodeを再インストールしたら直った」 とか無茶苦茶なのまでいろいろ試したものの全部ダメで、悩むこと数時間。正解は 「シミュレータの 「コンテンツの設定をリセット」 」 でした。
20120124a.jpg
 ええもう、心の底から死ねと思いましたね。もう一度言います。死ねと思いましたね。今までも信用できない開発環境はいろいろ経験してきましたが、こいつは初日から強敵の予感。
 ちなみにですね、ボタンレイアウト等まで含まれる xib を対応言語の数だけ複製するというのは、どう考えてもヒューマンエラーの温床にしかならないので、正直ありえないと思います。今後この手法を使う事はないかと。でもまあ、最初くらいは素直に言われた通りやってみたら、やっぱりヒドイ目にあったというお話でした。
 といった感じで、とりあえず動いたものの、今後も苦労しそうな予感がプンプンしますが、iPhone は開発してる人も多いし、ググればなんとかなるので助かりますね。どんどんノウハウを溜めていつか助ける方にまわりたいものです。
posted by ひこざ at 23:53| Comment(0) | 開発 - iPhone
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