今年も確定申告の季節がやってきましたけど、去年は家を買ってアパートから引っ越した関係上、事務所関連の経費計上がいろいろ変わったんですよな。人生でもう二度とない事とは思いますが、一応覚え書きでも残しておきましょう。
ちなみに写真は、14年前に初めて確定申告した際 に買ったカードリーダー、ソニー RC-S370 ですよ。ものっすごい昔にとっくに e-Tax の対応機種から外れてるんですけど未だに認証はできるので、使える限り使っとくかと。もし突然ダメになったとしても今はスマホ認証でログインできますからね。というかぶっちゃけスマホ認証の方が楽ですけど、いつ使えなくなるかな?と面白がって使ってるだけです。
さて、事務所関連とか偉そうに書きましたけど、別に事務所を借りてる訳でもなくてですね、自宅で事業をする人は自宅にかかるお金を経費にできる(所得税の元となる所得の額を減らせる)のです。といっても家賃全額ではなく、家の面積の中の仕事部屋の比率分だけ ですけどね。
去年まで賃貸アパートに住んでた頃は、アパートの家賃や更新料、火災保険料などの総額から仕事部屋の比率分だけ無条件で経費にできたので結構助かってた訳ですが、家を買ったとなるとそれが急になくなってしまうので、持ち家でも経費にできるものはしたいんだ! と悪あがいてみることに。おかげで今年の確定申告は期日ギリギリになりましたよ。
持ち家を事務所にする場合は何が経費にできるのか調べてみたところ、どうやら以下の物は経費にできる模様。なお僕は 収入が不安定すぎてローンが組めない界隈の人 なので、ローン絡みに関しては全く調べてません。
- 物件の購入額のうち、建物分のみ。土地の分は経費(減価償却資産)にできない
- 不動産屋に払う仲介手数料(建物の比率分のみ建物代に含める)
- 購入時に売主さんと清算したその年の固定資産税(建物の比率分のみ建物代に含める)
- 購入時にリフォームした金額(建物代に含める、もしくは修繕費)
- 不動産登記の際に司法書士さんに払う報酬(支払手数料か、建物代に含めるのもアリ?)
- 手続きの際の印紙(租税公課)
- 火災保険料(損害保険料)
- 不動産取得税、翌年からの固定資産税(租税公課)
うわぁお!すごい額じゃないですか?。でも忘れちゃいけません。この全てにおいて、計上できるのは仕事部屋の分だけです。一軒家のうち一部屋の面積なんて10〜20%そこらですよ。
そして減価償却資産として経費にできるのは 物件を買ったお金や手数料のうち、建物の分だけなのです。これがめんどい!。中古物件を買った場合、契約書には土地と建物の金額の内訳が書かれてない事が多いので、建物分がいくらなのかは自分で決めないといけません。
といっても素人にそんな判断しようがないし、迂闊に盛ろうもんならすぐ税務署に目を付けられるので、普通はその不動産の評価額(自治体が勝手に決める土地と建物の価値=固定資産税の基準額)の比率で算出するしかなさそうですね。でもうちは建物は古すぎて価値が低い一方、立地は悪くなくて土地の評価額は高いので、建物の比率がものすごく低いんだよなぁ。
という訳で、元からして一括で買えるようなかなり破格の物件の、その中のものすごく比率が低い建物分の、そのうちの仕事部屋一部屋分 しか経費にできないし、しかも1年に経費計上できるのはそれを耐用年数で割った額だけなので、まぁーあ家単体だけだとそらもうションボリするような額でしたよ。
その代わりに豪快にかかった初期リフォーム費用は全て建物代に含められるので、やっとそれなりに嬉しい額にはなりましたけどね。このリフォーム費用ってのもなかなか複雑で、工事した内容や、その年の収支の都合に応じて、修繕費として1年で全額計上する事もできるし、建物代として長年に渡って経費にする事もできるらしいのですけど、そういやそうだ、今回の確定申告には非常な重要な大前提があったんでした!
ワイ、去年は新居の相手しかしてなくて
ほぼ働いてないんで、経費を積む意味ないんですわ
計算するまでもなく売上より経費の方が余裕で多い見込みで所得税はゼロなので、去年だけで処理されちゃう経費をこれ以上積んでもあまり意味はありません。今後長年に渡って減価償却費として毎年経費にできる建物の取得額をなるだけ大きくする事に注力する事にしましょう。
上に列挙した中だと、印紙代とか司法書士さんへの報酬(をどう処理するかは意見が分かれてたけど)は去年分の経費にしかならないのでどうでもいい。火災保険も計上はしますが意味はないすね。そしてリフォーム代も、もし修繕費にしちゃうと全額去年の経費として処理されちゃうので、だったら建物として扱うしかないでしょ。そもそもリフォーム前提の物件だったんだし。
仲介手数料や売主さんとの固定資産税の清算も建物の取得費用に含められるなんてのも意外でしたね。調べてみるもんです。
なお、建物をリフォームすると住めなかったような家が当分は住めるようになる、つまりは耐用年数が増えるってのもまためんどい!
減価償却資産を真面目に扱うのは今回初めてなもので(※今までは全て 少額資産扱い)なんか盛大に勘違いしてたのですが、「耐用年数が増える」って一見嬉しいような気がしますけど、年数が増えれば毎年コンスタントに経費にできる額がゴソっと減る訳で、あまり嬉しくないんですよな。元がよほど高額な物でもなければ、耐用年数はできるだけ増やしたくないのです。
リフォーム代は結構かかったので、いろいろ調べて計算したところ危うく新築同様の耐用年数にされちゃうところでしたけど、ギリギリそこまでは増やさなくてもよかった模様?。というか本当に理解が合ってるか自信ないのでもしかしたら怒られるかも?。法律ムズカシイ。
かくしてまあ、いろいろ足掻いてはみたんですが、元から破格の家だし、仕事部屋の比率も小さいしで、前のアパート住みの頃に毎年計上できていた額には全然及びませんね。といっても減税額より家賃がゼロになった事の方がよっぽど財布にはダイレクトに嬉しいですけど。
他にも疑問点や罠がいくつかあったので書くだけ書いておきます。あと念のため最後に逃げておきますが、こんな税理士でも何でもない人が書いたことを真に受けちゃだめですからね?。こういう風に処理した人もいるんだー程度で。ちゃんと自分で納得いくまで調べるか、おとなしくプロに依頼しましょう。
固定資産税って土地の分も計上していいん?
固定資産税はその不動産を1月1日時点で所有している人が1年分払う制度なので、去年の分は売主さんが払う事になります。でもまあ2月とかに売買してそれは理不尽なので、普通は売買の際に売主と買主で日割で清算するみたいですね。で、それは物件の取得費用として扱えることは前述のとおり。
今年からは僕が固定資産税を払う事になりますが、自宅を事務所に使っている場合はそれも経費として計上していいそうで(もちろん仕事部屋の比率分だけ)、これもやっぱり建物の分だけなのかな?と思っていたところ、どうもいろいろ調べた限り、どの記事でも土地と建物は分けずに計上してるぽい?
さてこれは信じていいものかと迷って、これは減価償却とは関係のない、業務に必要な土地や建物を維持し続けるために必要な経費という扱いなのかな?とか理解する事にしました。まあ今回は関係ないので次の確定申告の際に改めて迷う事にしましょう。
e-Tax で減価償却資産を入力すると、会計ソフトと微妙に食い違う
僕は確定申告の際、まず会計ソフトで確定申告の様式の決算書を出力させて、それを e-Tax に書き写してるんですけど、減価償却資産を入力する際、本年分の償却額は会計ソフトでも e-Tax でもそれぞれ自動計算してくれるものの、端数の処理が違うようで結果が1円ずれたんですよ。で、そこが1円ずれると損益計算書や貸借対照表に入力する額も1円変わってくる訳で、めんどくせぇなぁと。
結局 e-Tax ではそこを手動入力はできないぽくて?、会計ソフトの方ではできたので、仕方なく会計ソフトの方で償却額を手直しして決算書を再出力、e-Tax に入力しなおしました。
最初は減価償却費の表が1円違うねーくらいに軽く見ててそのまま1回提出しちゃったんですが、よく考えたら他の表とも帳尻が合わなくなるし、今後ずっと1円ずれ続けるのもイヤ過ぎるので慌てて出し直しましたね。出し直すのも今回初体験でしたけど、確定申告の期限前なら何度でも出しなおせばいいそうな。
地震保険は確定申告書で控除の対象になる
去年までアパートに住んでた際にも必須の火災保険には入らされていたので、それを損害保険料として経費計上できる事は知ってましたけど、新居の火災保険には少しだけ地震保険もつけてたところ、それは確定申告の際に控除できる事を初めて知りました。しかも 損害保険料のように仕事部屋の比率分だけでなく、支払った全額なので結構大きい!
まあ地震保険は同時に被災する人が多々いる訳で、火災に比べて補償額も少ないしお守り程度に考えてましたけど、こんな減税特典があるとは知らんかったですね。
ちなみに火災保険は去年もう出費が嵩みすぎて心が疲れ切ってる時に選んだので、とにかく安そうって理由だけでこくみん共済です。使う機会はまだないので良し悪しは知りません。