2024年05月01日

ぷらこと九州がてら中国地方:10〜11日目

20240501a.JPG
 ぷらこ(愛車) と九州旅行10日目。家の熱帯魚や観葉植物の事を考えるとそろそろ帰らないとマズいので、今日いっぱい山陰を観光したら明日はまっすぐ家に帰ります。

 今朝は鳥取、大山の麓の 道の駅 琴の浦 で目覚め。昨晩は天気よければ大山の中腹の駐車場に泊まるプランもあったものの、ちょっと登っただけでさっそく濃霧 で断念したのですが、やっぱ今朝も大山らしきものは全く見えませんね。

20240501c1.JPG
20240501c2.JPG
 今日はまずは鳥取砂丘へ。来るのは3回目で、今までは毎度砂丘をしばらく彷徨って楽しんでましたけど、今回は今まで見たことがなかった砂の美術館 に初めて入ってみる事に。  事前に調べた時点で想像よりすごい物が見られそうとは思ってましたけど、本当すごいとしか言いようがない!(ひどい語彙)。この教会とかレリーフとか全部、骨組みとかも一切なく、固めた砂山をひたすら削って作った彫像ですよ!
20240501c3.JPG
 鳥取砂丘の砂の質はとても砂像作りに向いてるらしく、固め方のコツとかもあるんでしょうけど、あまりに当然のようにアーチを多用したり壁に深く模様を掘り込んだりしてるのが信じられないですね。しかも完成後は半年以上もその状態で展示できてるってのもすごい。

 屋外には砂像と同じ砂の砂場があって実際に触れたり遊んだりできましたけど、確かによくまとまる砂だなぁとは思いました。
20240501c4.JPG
 そしてどの作品にしても、砂の像ならではの見せ方を考え尽くしてデザインされてて、表現の多彩さと細部までの作り込みがすごすぎる!。今はフランスをテーマにした展示中 なので、貴族などの凝った服装の像が多いのですが、レースの模様や布地の違いまで表面の仕上げ方の違いで表現していて驚かされます。

 あとは左下のように掘り方だけで遠近感を表現したり、右下の少女のように瞳のつやまで砂の陰影で表現したり、全体像ももちろん素晴らしいのですが、細部を見れば見るほどいろんな事に気付かされて面白かったですね。つい何周も眺めてしまって思いのほか時間を使ったので、今回は砂丘の放浪はやめときました。

20240501e1.JPG
 砂丘を後にしたら鳥取から兵庫へ。続いて来たのは 余部埼灯台。鉄道好きには有名な 余部鉄橋 のすぐ近くにある灯台です。  離合できない細い坂道をしばらく走らされるのでちょっと疲れますが、これだけ存在感ある灯台が見られるなら大満足。けっこう登ってきたなとは思ってましたが、何気に 日本一高い所から照らす灯台 らしいですよ。

20240501e2.JPG
 もちろん余部橋梁(今は鉄橋ではなくコンクリート)にも寄りましたけど、むかし一度来た時に展望台まで登って列車を撮ったりのんびり散策したので、今回は橋の下から眺めるだけ。

 昔は橋のたもとの駅や展望台までは細い道を登って行きましたけど、いつのまにかエレベーターができてたんですね。登ってみたかったけど今日は次の目的地になるだけ早く着きたかったのでやめときました。

20240501f1.JPG
 そしてそんな急いでどこへ行くかというと、京都、伊根の舟屋の街へ!  静かな伊根湾の海沿いに、海から船で直接入れる構造の家、舟屋 が並んでいて独特の景観が広がっているのですが、ここまでたくさん並んでるとは思ってなかった。

20240501f2.JPG
 せっかくなら遊覧船で海側から眺めたかったので船が営業してるうちに余裕をもって到着したくて、無事15時台には着けてよかったです。利用客も多いようで立派な遊覧船ですね。
20240501f3.JPG
 遊覧船からの眺め。今も皆さん普通にここで生活されてるのでそんな近くまでは寄りません。山の上に建ってるのは 道の駅 で、上から眺めた最初の写真もそこから撮ったものです。

 元々は道の駅に車を停めて散策しようと思ってたのですが、思ってたより高い所にあって昇り降りがしんどいのと、遊覧船に乗るにもどこに行くにも微妙に距離があるので結局また集落内の駐車場に停めまおしました。

20240501f4.JPG
20240501f5.JPG
 道路側もみっちりと古くからの佇まいの家が並んでいて壮観。観光客向けのお店や宿泊用に改装した舟屋もたくさんあるので観光客で賑わってました。外国人の方がかなり多かったですね。

 舟屋に泊まるのは憧れますけど、宿というよりは一棟貸しの別荘のような値段設定なので、一人旅にはちょっと厳しいです。後で調べたら 見学できる舟屋 も何軒かあった事に気づいて悔しかったものの、どのみち15〜16時までで無理だったので、やっぱちゃんと観光するならお昼あたりには来ないとダメすね。
20240501f6.JPG
 道沿いから海を見下ろせばこんなですよ。水キレイだなぁ。曇りでもこんななんだから、晴れてたらどれだけ青いことか。舟屋に泊まって海側のソファでくつろいでる方とかも見えましたけど最高の体験でしょうね。

20240501g.JPG
 さて舟屋も堪能したら、とうとうこの旅最後の観光スポット、経ケ岬灯台へ!  この旅4つめの明治灯台!。他の明治灯台と違って下部が扇形ではなく四角いです。
 前回山陰を巡った頃はまだ灯台巡りには手を出してなかったもので、昨日の美保関灯台 とここは今回絶対寄りたかったのです。今日ももうだいぶ歩いて疲れてましたけど、ここの灯台は結構登らないとたどり着けないので最後に頑張りましたよ。

 そういやこの灯台、この写真を撮った背後はすぐ壁だし周囲も崖で、並のカメラではどう撮っても全体像が絶妙に入らないのですが、スマホの超広角撮影みたいな機能をここで初めて知って全体を撮れたのはちょっと嬉しかった。というかもっと早く気づけばよかった。


 てことでここで日暮れ。もう疲れたのですぐ近くの温泉でぐったりしてこの旅の観光は全て終了。今日はこのあと高速に乗って敦賀辺りまで、明日はそのまま高速で横浜町田まで走るだけなので旅行記も今日までですね。やりきったー!

メシログ 5/1(水)

朝食: 道の駅 琴の浦 持参したパンとカップスープ
 朝はまだ何も開いてないので持参メシ。
土産: 砂丘センター 見晴らしの丘 大風呂敷サンドクッキー (8個¥1470)
20240501z01.JPG
 菓子の紹介はこちら。ここのお土産屋さんは試食が豊富で、いくつか食べてみてたら一口惚れ。飲み友達へのお土産に買ってきました。もちろん僕も食べる気満々で。
 そもそも「大風呂敷」が何なのか謎でしたけど、信玄餅みたいな全く別の銘菓 なんですね。確かにこれをイメージしてクッキーを作ったらこうなるな、という感じの ホロリと崩れる、でも心地よい食感。少し塩気があるのがまた美味しい。
 砂像を見たあとに食べたもんで、これは砂が崩れゆく儚さのイメージなのかな?とか勝手に感銘を受けてましたけど全く関係なかったスね。まあきなこも似たようなもんか。
軽食: 砂丘センター 見晴らしの丘 砂たまご (¥140)
20240501z02.JPG
 お土産屋で最初に見かけたときは玉子の形をした銘菓か何かかとしばらく悩みましたけど、目の前に店員さんが居たので聞いたら 「玉子です」と。
 ‥‥いやもしかしたら?砂で熱する事でゆで卵とは違う食感になるのかも?と、安いし小腹も減ってたので買ってみたのですけど 玉子でしたね 。しいて言えば色がすごいですけど、てっきり真夏の砂浜くらいの温度で温めるのかと思ったら250℃ってすごいな。殻ごと高温で熱するとこうなるんですね。
昼食: 道の駅 あまるべ 香住ガニバーガー (¥600)
20240501z03.JPG
 余部でちょうどお昼時だったので食べてしまう事に。軽食っぽいものがいいなと思ってたらちょうどいいご当地バーガーがあるじゃないですか。香住ガニってのは余部から少し東の 香住の漁港で水揚げしたベニズワイガニ の事らしいですよ。
 食べた時にはまだこののぼりを見てなくてカニクリームコロッケだけと思ってたのですが、コロッケの裏側にけっこう身が入ってて驚きました。
軽食: 向井酒造 赤米酒粕アイス あかちゃびん (¥600)
20240501z04.JPG
 伊根の街で軽く何か食べたかったのですがもうお店もあまり開いてなくて、酒蔵の前で楽しそうなポスターをみつけたので買ってみました。結構しっかり甘酒のような風味がしますよ。
 お酒も買おうかと思ったけど、運転手で試飲もできないし日本酒は買い慣れてないもので、ラベルだけでは選べなかった。
夕食: お食事処 きくのや 金猫 (¥1500)
20240501z05.JPG
 丹後半島の先端で日が暮れてお風呂も入ってもう20時近いので、ご当地グルメどころか夕食を食べられるお店からしてあまりない状況でしたが、夜でも地の物の定食とかを食べられそうなお店をなんとか発見。
 このちらし寿司がいちばんこのお店ならではという感じだったのでこれにしましたけど、和洋なんでもあるお店だし メニューそれぞれにこだわりや一工夫が入ってて 他の物も食べてみたかった。近所にこんなお店があったら楽しいでしょうね。

メシログ 5/2(木)

朝食: 北陸道:賤ヶ岳SA上り:近江長浜ラーメン今浜軒 鶏塩ラーメン (¥800)
20240502z01.JPG
 朝イチだとまだ全てのお店の全メニューが食べられる訳でもなくて、あまりここならではというメニューもなかったのですが、ご当地ラーメンみたいだし鳥団子の見た目が優しそうで朝食向けかなと思って頼んでみました。
 ちなみに九州帰りなので「長浜」というと福岡のとんこつしか思い浮かばないですが、このSAがある滋賀県長浜市の事ですからね?。近江長浜ラーメンというジャンルがあるのかと思いましたけど、「近江長浜ラーメン」も「今浜軒」も検索してもこのSAのお店しか出てこないですね。ここがオリジナルだったのか。
軽食: 東名:上郷SA上り チーズあんまき (¥250)
20240502z02.JPG
 むかし名古屋あたりを通り抜けた時に 「天ぷらあんまき」 というなんとも名古屋らしいお菓子? を見かけてしまって、後悔するだろうなと思いつつも好奇心で食べたらその日はずっと膨満感でしたけど、今度こそ本来のあんまきを食べておこうかなと。とかいいつつチーズですけどね。味はまあ、想像通りどら焼きで、想像通り美味しいです。
昼食: 新東名:駿河湾沼津SA:かもめの台所 ポークステーキとカツあい盛り定食 (¥1890)
20240502z03.JPG
 さあいよいよこの旅最後の食事。駿河湾沼津SAはお店だらけで何でも食べられるSAですが、フードコードを眺めてたらなぜか無性にこのやんちゃな見た目に心惹かれて頼んじゃいました。そういや旅の間はあまり肉メニューは食べてなかったし、沼津ならちょくちょく来るので別にいま海鮮丼とか食べなくてもいいですからね。
 たぶん低温調理で加熱しておいた肉を厚切りで軽く焼いたり揚げてるんだと思いますけど、厚切り肉を頬張るのは嬉しいものです。でもびっくりするくらい下味がついてないので、カウンターで受け取った時にソースとかかけないとつらくなります。この日はフードコートがすっごい混んでて席に一度座ったら離れたくなかったのでちょっとつらかった。

旅のきろく 5/1(水) くもり

走行距離: 436.4km (計2889.2km)
  • 給油: 170 x 24.00L (兵庫県新温泉町)
  • のりもの: 伊根湾めぐり遊覧船 ¥1200
  • 駐車: 伊根町 大西駐車場 ¥200 (1.5時間)
入浴: 宇川温泉よし野の里 ¥600
露天あり、ロッカー無料(小物用のみ)、シャンプーあり、ドライヤーあり。
 経ケ岬灯台への道すがら、ちょくちょくこの温泉の看板が立ってて気になってたので、空いててよさそうだしさっさと風呂に入ってしまう事に。
 ここの温泉は露天よりも内湯がホント最高でしたね。すっごい広い木の浴槽で景色を独り占めだし、ぬるめのトロっトロのお湯が心地よすぎてまぁー長々と入ってましたよ。最終日にこんな幸せな温泉に入れて本当よかった。キャンプ場や宿舎もあるみたいだし、ここで1日過ごしたらよかろうなぁと。
宿泊: 北陸道:賤ヶ岳SA上り (車中泊)
朝食可、コンビニ24時間営業。
洋式トイレあり、シャワートイレあり。
 前に山陰を旅した時にもここに泊まった ので2度目。せっかくなら未体験のSAに泊まりたかったけど 次の養老SAも体験済だし、今日はもう疲れたのでここでいいや。
 小型車とトラックの駐車エリアが隣り合わせなので運が悪ければトラックが近かったりもするけど、店舗の目の前に小型車しか止められないスペースが5〜6台分だけあって空いてたので静かに寝られました。むしろ店舗に近すぎて落ち着かないかなと思ったけど、カーテンつけてしまえば知らん。

旅のきろく 5/2(木) 晴れ

走行距離: 448.1km (計3337.3km)
  • 給油: 191 x 25.80L (東名:豊田上郷SA上り)
  • 高速: 舞鶴若狭道:舞鶴西 〜 東名:横浜町田 ¥6220 (深夜割引:通常¥8880)
    (経由:舞鶴若狭道、北陸道、名神、東名、新東名、東名)
  • 高速: 横横:狩場 〜 横須賀 ¥630 (通常)
  • 給油: 166 x 20.25L (神奈川県横須賀市)
posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。