2024年04月25日

ぷらこと九州がてら中国地方:4日目

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 ぷらこ(愛車) とせっかく九州まで行くなら山陽観光4日目、今日は広島市の東隣、東広島市からスタートです。
 今日まずやってきたのは スカイレール!。世界でここにしかない乗り物ですよ!
 そしてこのスカイレール、あと5日、4月30日で廃止なのです!。なんてこった!
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 存在自体はだいぶ昔から知ってて、行きたい場所リストにも入ってたんですけどね。これを目当てに旅するほどでもないのでずっと保留されてましたが、今回こんな絶好の日程で広島を通るとあらば行くしかないでしょ!。最終日とかは混みまくるだろうし、そうなる前のごく普通の平日に来られたってのが嬉しい。

 何が思い出になるか分からないし、気になった物は片っ端から撮りましたけど、他の文化と交わらずに独自進化したような券売機がいい味出してますね。何気に切符はQRコード方式だったり、非接触ICカードを採用したのも日本初だったり、新しい技術を積極的に取り入れてきた模様。
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 外見や車内はスキー場のゴンドラみたいな感じ。椅子は8つで定員25人らしいけど、本当にそんな乗ったらしんどそうですな。通勤通学の時間帯だったのでJR駅に向かってくる方向は混んでましたけど、逆向きはガラガラで遠慮なく写真を撮れてありがたかった。

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 いよいよ発車!。そもそもここにこんな独自の乗り物が作られたのは、麓のJR瀬野駅と山の上のニュータウンまでの間に高低差がありすぎて並の乗り物では対応できなかったからで、特に麓から登り始めた直後はすごい斜度で登っていきます。

 そして見た目に反して加速と揺れがなかなかすごい!。ロープウェイにガイドレールと車輪をつけて安定させた乗り物なので、スピードも出せるし荒天にも強いそうな。モノレールのような車輪の振動にロープウェイのような前後の揺れも加わって、あまり経験したことのない乗り心地。
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 全長 1.3km、5分間の空中散歩。山々に囲まれた景色が気持ちいいです。1997年にできたニュータウンなので建ってる家も今風のデザインだし、階段や公園とかも荒れたりもせずキレイ。老朽化で廃止というからもっと年季の入ったニュータウンなのかと思ってました。

 スカイレールが廃止になったのは利用者数の問題よりも、ここにしかない一点モノなので保守や機材更新のコストが嵩みすぎるってのが一番の理由みたいですね。当初の目論見ではもっと日本各地にスカイレールを作って量産化したかったらしいですが難しかったようです。
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 終点、みどり中央駅からの眺め。山々が爽やかすぎる。スキー場かと。

 駅の下の公園は眺めもよくてスカイレールを撮りやすいのでしばらく撮ってましたけど、スカイレールはロープウェイと同じく動くロープにつかまって移動するので、どこかで車両が動き出すとレールからロープの音が聞こえるんですよね。音がしだしたら車両が来る合図なので、周りで撮ってる人達も一斉にソワソワしだすのが面白い。

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 さて名残惜しいですがスカイレールさんに今生の別れを告げて、僕は先へ進みます。今回の旅では広島市街はほぼ素通りしますが、ちょっとだけ灯台を見にいきますよ。
 広島市街の南には去年の広島サミットの会場になった 宇品島 という陸続きの島があって、その先端にあるのが 宇品灯台です!

 ‥‥でもこの灯台、森に囲まれてて上の方が全く見えないんですよね。まあ灯台の機能としては全く困らないだろうし、この枝の木はご神木のような立派な木だったので恨み言も言いにくいのですが、全体を撮れなかったのはちょっと残念。
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 灯台の付近は公園になっていて海沿いの散歩道もあるようなので、時間もあるし降りて行ってみたところ、森の先にこんな光景が広がってて息をのみましたよ。南国か!。市街や大きな港も近いのに海キレイですね。海沿いを歩いて サミット会場になったホテル も見に行けました。
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 そしてこの遊歩道に降りてきたおかげで、一度は諦めた宇品灯台の雄姿を拝めてしまったという。おまけに広島港の防波堤の赤白灯台も撮れました。散歩道は三文の得!

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 灯台を後にしたらそろそろお昼時ですけど、今日のお昼は絶対ここで食べると決めてたんですよ。そう!いろり山賊でね!  広島から山口に入って、岩国をちょっと過ぎたところにある一大レストラン?なのですが、山口県民どころか広島県民にもお馴染みで、広島県民が免許を取ったら初ドライブに行く定番のスポット なんだとか。
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 僕といろり山賊との出会いは‥‥あれはそう、今回と同じく車で九州まで行く途中でしたが、山陽道が事故で完全に閉鎖されて、高速から追い出されたちゃったんですよ。

 おかげで予定が大幅に狂うわ、雨の夜で見通し悪い中を知らん道を走らされるわ混んでて進まないわで悪態をつきながら走ってたのですが、真っ暗な山道を走ってたのにいきなり道路の両側から大量の祭提灯の光に囲まれて何事かと思いました。エレクトリカルパレードかと。

 まあデカデカと「祭」って書いてるし、文字通り地域のお祭りにたまたま遭遇したのかと思ってましたけど、後で調べてみたらあれは単なる飲食店で、祭でも何でもなく毎日あんな調子 と知ってしまって、もうこれは次の機会には行くしかないなと!
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 いざ山賊イン!。事前にメニューは調べていたものの、店内の雰囲気やシステムはよく見てなかったのですが、まさかの超アウトドア席!

 いやもちろん、屋根付きや屋内の囲炉裏席とかもあるので雨でも安心だし、もっと落ち着いた席の別館もありますよ。でもせっかく天気もいいんだし、こんなの見たら外で食うでしょ!

 システムとしては入口でメニューを見て注文、先払いしてから入店で、座る席は自分で場内を歩き回って決めてOK!。決めたら近くの店員さんに伝票を渡して待ちます。追加注文もまた入口で買うのかなと思ったら、近くの店員さんに注文してその場でお金を払う仕組みでした。
 普通に席に座ってから注文&後払いでもいいのでは?とか一瞬思ったけど、この屋外席って店外と仕切られてる訳でもなくて出入り自由 なので、それだと確かに先払いですね。
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 山賊メニュー到着!。これはどう見ても山賊!
 一番の名物は間違いなくこの 串焼き鶏、山賊焼 でしょうけど、こんだけ大量の客相手に作ってるのにちゃんと温かくて美味しい物が出て来るのは感心しましたね。山賊っぽい串焼き豆腐 も頼んでみました。

 あと 山賊むすびというデッカそうなおむすび も名物なのだけど腹にキツそうなので 巻寿司 にしといたところ、むしろもっとキツそうなピラミッドがやってきてたじろぎましたよ。ノンアルビールも追加してなんとか完食。でも美味かった。

 他にも地元のブランド牛の網焼きやステーキも名物でしたけど、いいお値段だし山賊感もあまりないのでやめときました。これがもし山賊っぽいでかい串焼きとかだったら散財してた

 本当にまあ、初見のインパクトが忘れられず一度は来てみたかったというだけでしたけど、楽しいメシ屋体験でしたよ。昼間に来てもやっぱり祭にしか見えないし、店員さんも楽しそうに接客してるし、食事以上に元気になれます。免許とったらぜひ来るべき!

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 山賊のあとは、山口県は今まで割とあちこち観光してるので今回はスキップして、一気に下関まで移動。出発からはや4日目、とうとう九州大陸をこの目に捉えました!

 大学時代に福岡に住んでてあちこち遊び歩いたので、対岸の門司港やめかり公園には何度も行きましたけど、そういや下関は今までちゃんと観光したことがなかったんですよね。

 いまこの景色を見てるのは下関側の小高い山、火の山公園 といいます。確か学生時代にも一度は登ってきた覚えがあるのだけど、今回公園を一回りしても何ひとつ思い出せなかった。
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 火の山公園から関門海峡を一望。左側が九州、右側が本州下関で、関門海峡は左下から右上の海に抜けていきます。狭いし複雑な海峡ですね。

 写真の「導灯」ってのは、2つの灯を位置と高さを変えて配置し、その2つの光が縦に並んで見えれば湾や水路への安全な進入角度だと知らせる設備 ですね。関門海峡の曲がり角ごとに配置されてます。見た目は灯台っぽいし、2つセットで見られてお得?なので、見に行くのは結構好き。

 そしてこの一帯の有名観光地も一望!。門司港レトロ は何度も行ってるし、海峡ゆめタワーは今日これから初めていきます。巌流島 はまあ、超有名どころなんですけど、行ってもあの御二方の像があるだけなのであまり行きたいと思わないんですよなぁ。

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 てことで続いて 海峡ゆめタワー。前衛的な形だなぁ。椰子の木が南国ぽい。
 もっと高い所からの景色を先に見ちゃってから来たのはちょっと失敗だった気はしますが、下関市街の中心部をほどよい高さから見渡せますよ。

 関門海峡に面した下関の端っこ部分 って、実は彦島という大きな島だったんですね。今日まで知りませんでした。彦島と本州の間の海は、関門海峡の小瀬戸、または小門(おど)海峡というらしく、関門海峡に対して小門海峡ってのがちょっとかわいいなと。
 関門海峡の激しい潮流の変化に対応できるよう、途中に閘門や可動橋もある事に後で気付いたので、知ってたら見に行きたかった。
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 タワーの駐車場にしばらく駐車できるし、せっかくなのですぐ近くの下関駅も散策してみる事に。列車で何度も通り抜けてるけど一度も駅で降りた事はないんですよね。

 タワーからは結構立派なペデストリアンデッキが見えたし(※仙台出身なのでペデストリアンデッキの規模で駅を比べたがる)、大きなモールもあるし、駅前はさぞかし賑わってるんだろうなぁと思ってたらビックリするほど人が居ないすね。ええぇ?

 駅の中まで入ってみたところ、この入口が正面入口って訳でもなかったようで、他の入口はもうちょい賑わってましたけど、でも改札前は閑散としてるし、下関の皆さんは駅前ではあまり遊ばないんですかね。繁華街は別のところにあるとか?

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 ここまでで17時半。九州まで来てさらに日が長くなったのでまだまだ明るい!。下関の海沿いにある飲食店を集めた施設、カモンワーフに夕食を食べに来ました。後でメシログに書きますが、下関よくばりディナーをいただきましたよ!  あとこのカモンワーフ、周囲に観光名所が多いのでついでに散策も。さすが歴史ある港湾都市なので、いろんな建物が残ってますね。そして近づける灯台が2つも!。

 それにしても今日も朝からいろいろ巡りましたけど、どこも思い出に残る事が多すぎて、朝のスカイレールが今日の出来事だったとは思えないほどですね。
 往路の山陽編はかなり前から下調べして詰め込むだけ詰め込んだので怒涛の日程でしたが、明日からの九州編は友達との行動や飲み会がメインのゆるい旅になります。

メシログ 4/25(木)

朝食: 道の駅 西条 のん太の酒蔵 持参したスープとパン等
 無人コンビニがあってパンや菓子は買えたけど、今回は利用せず。
昼食: いろり山賊 玖珂店 山賊焼、巻寿司、焼豆腐、ノンアルビール (¥2490)
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 本文に書き尽くしました。本日一番の思い出と言っても過言ではない。
夕食: 旬彩炙りダイニング からと屋 瓦そばとふく刺、唐揚げ、ノンアルビール (¥3570)
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 下関の海沿いに飲食店を一か所にまとめた施設、カモンワーフ の中のお店。昼間だったらこういう観光客よくばり定食が¥2000前後で食べられるお店がたくさんあるのだけど、夜は営業してるお店が少ないし単品注文になるので結構しますね。まあ仕方ない。

 この 瓦そば というのがね、学生時代からずっと認識はしてたけど一度も食べる機会がなかったのだけど、とうとう食べる日が来ましたよ。瓦に茶そばと錦糸卵や具が乗ってて、それを下から焼くんだけど、味の想像がつきませんよね?。というかボソッとした食べ物な予感しかしませんよね?。でも食べてみたところ、あっこれソース焼きそばや! と。何気にいっぱい乗ってる肉の濃い味と脂で思いのほかジャンクフードっぽい味でした。けっこう好きかも。
 しっかし昼もあんだけ食っといてよく食うなと我ながら感心しましたね。

旅のきろく 4/25(木) 晴れ

走行距離: 282.9km (計1276.5km)
  • のりもの: スカイレール ¥170 x 往復
  • 駐車: タイムズ瀬野駅前第2 ¥220 (1.5時間)
  • 高速: 山陽道:玖珂 〜 中国道:下関 ¥2950 (通常)
  • 駐車: カモンワーフ第1駐車場 ¥120 (2時間、飲食で割引)
  • のりもの: 海峡ゆめタワー ¥600
入浴: 天然温泉 和楽の湯 下関せいりゅう ¥880
露天あり、ロッカー無料、シャンプーあり、ドライヤーあり。
 郊外のショッピングモールの一角にある、いかにも地域の人に人気ありそうなスーパー銭湯。まあ実際人気でそこそこ人は多かったです。とてもキレイで快適。
洗濯: WASHハウス 下関彦島店 洗濯¥300 + 乾燥¥300
 着替えは5日分しか持ってないのでそろそろ洗濯。駐車場も広くて混んでない、外で待ちやすいコインランドリーでした。洗濯乾燥機ではないので途中で入れ替え作業が必要だけど、洗濯40分くらいと乾燥30分だったかな?
宿泊: 老の山公園 (車中泊)
朝食不可、付近にコンビニなし。
洋式トイレあり(だれでもトイレのみ)、シャワートイレなし。
 下関近辺には道の駅がないので、高速に乗って壇ノ浦PAで寝るのが一番いいとは思うけど、今回は明日も少し下関を巡りたかったので公園にお世話になることに。行ってみたら広い駐車場に車は数台だけだし(他にも車中泊の人も居た)、道路などの騒音も皆無。昨日あまりよく眠れなかったのもあって快適すぎる。大変よく眠れました。
 あと翌朝に公園を散歩したらツツジが一面に咲いてるし景色もよくて素晴らしかったです。思ってたよりかなり広いし、とてもキレイに管理された公園。
posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記
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