はい、千葉県は九十九里浜の南の端、太東埼灯台 に来ております。
　今年の年末年始は、まあまだ今なら何の自粛要請もないし２年ぶりに帰省するつもりだったのですが、オミクロンさんはじりじり増えてるし、今年は例年並みに混んでるであろう新幹線で帰るのは両親に心配されたので、結局帰省はしない事になりました。

　なのでこのままだと家で一人寂しく無言の年越しになるし、ずっと仕事で旅にも出られずウズウズしてたので、久々に まじこ（愛車） と小旅行に出る事にしましたよ！
　帰省ラッシュでどこも混むし何をするにも高いとはいえ、元日前後はそこまで混まんでしょうから太平洋へ初日の出でも見に行きましょうか。それなら天気もいいし雪も降らんし。

　てことでアクアラインを渡って千葉県をサクっと横断、まずはこの太東岬に到着です。小高い丘の上の灯台なので景色もいいですね。こういうどこまでも平らでのどかな景色が続く感じ、千葉っぽくていいなぁと。
　今回のコースとしては、ここから九十九里浜をひたすら北上しつつ灯台巡り。明日は鹿島のあたりで初日の出を見て、せっかくだから鹿島神宮に初詣 という感じで。

　九十九里浜沿いは今までも何度か走っていますが、海沿いといっても防風林があるのでほとんど海は見えないんですよね。海が見える有料道路は今までも今回も走らなかったけど、今思えば一部区間だけでも走ってみればよかった。
　写真は 九十九里町のビーチタワー から。広いなぁ。そしてどこまでも砂浜だなぁ。九十九里浜の名前は伊達じゃない。

　そして駐車ついでに食事もこの辺で。事前に軽く調べてて、ここにある ばんやさん のいわし料理（いわしは九十九里の名産）がお目当てだったのだけど、人気店らしく結構待ちそうなので、隣のすぐ入れそうな 向島さん にて。
　向島さんは定食よりはハマグリなどの網焼きがメインのお店で、「いわし御膳」みたいな色々食べられる便利な定食はなかったのですが、大きい貝は今だにちょっと苦手なのと、すでに頭がイワシモードだったので刺身と竜田揚げとダブルで頼んでみましたよ。とてもうまい。おなかいっぱい。あとさすがハマグリのお店、汁がうまかった。

　さらに北上しつつ灯台をハントしていきますが、まあずっと砂浜ですからね、漁港の防波堤灯台くらいしかありません。
　ですが九十九里浜の北端まで来ると急に一段高い台地に突き当たって、刑部岬にある飯岡灯台 に到着します。 　ここがまた景色のいい場所でしてね。大きな灯台ではないし、どうせまた離合もできないような細道を走らされるんでしょう？とか覚悟してたのですが、道も広いしお店や大駐車場も完備の一大観光スポットでしたよ。
　下には漁港が広がってますがやけに行儀よく停泊してますね。年明けの初漁に備えてか、大漁旗を掲げて準備してる船も多かったです。

　さらに歩を進めて、銚子港の灯台巡り。さすが利根川の河口だし太平洋の当たりが強そうな場所ですからね。港をガッチリ囲む防波堤と灯台だらけですよ。
　でもたくさんあるっても防波堤灯台だしあまり期待もしてなかったのですが、特に一ノ島灯台なんて実に灯台らしい灯台じゃないですか！。というか名前も防波堤灯台じゃないですね。防波堤で繋がってはいるけど元々は島だったのかな？。他の灯台もやはり荒波に耐えるためか、どれも大きめの灯台ばかりで満足感。

　ちなみに、ここまで灯台巡りしといてなんで 犬吠埼灯台 に行かんの！？ と思うでしょうが、犬吠埼はもう３度くらい行ってるので さすがにもういいです。

　銚子港を歩いてたらカッコいいおふねに遭遇。浮きドックですね。
　底や緑の部分にも水を入れて自由に浮き沈みできるので、巨大な物を現場まで運んだあとに水に沈めたりする船です。これでも小さい方みたいですが充分デカい。興奮しますね。公式サイトもあったよ。

　もう日が暮れてきたし、もう鹿島も間近ですがまだ諦めません。最後に 利根川の河口堰 にやってきました。気にしなければただの橋なのですが、利根川の水位を調整する大水門ですよ。言うなれば幅800mの巨大ダム！。というか今さら調べてみたらダムカード配ってるんじゃん！。もらえばよかった。大晦日に配ってたのか知らんけど。 　そしてその隣には霞ヶ浦から流れてくる 常陸川の巨大水門 も並んでます。ダムはともかく水門にはそこまで情熱がある訳でもないのですが、こんだけの大物が２つも並んでたら大興奮ですよ。今回はもう暗くてあまりよく見られなかったけど、明るい時にまた来たいですね。ダムカードももらいたいし。 　これらの水門は潮汐差などで川が逆流しないためにあるので、水位差がある状態でも船が通れるように 閘門 も備わっています。よく考えたら閘門を生で見るのは初めてのような。信号とかついててカッコいい。船が通る瞬間も見てみたいな。

　てとこで完全に日没。今日の宿、ルートイン神栖 へ。明日は初日の出を見にいきますが、海沿いに車を停められるか分からんので海から徒歩圏の宿を選んだつもりだったのですが、何を勘違いしてたのか海まで4kmありましたね。まあここいらの海沿いは車通りも少なそうだし、どこかには停められるでしょ。

　夕食は無しなので宿に着く前に よさげな店で食べるか、もしくは 近くの居酒屋で呑む つもりでしたが、お店の人も大晦日くらいゆっくり過ごしたいのか、夜はさっさと閉めちゃうんですね。昼間はどこも普通に営業してたので油断してた。２軒ともフラれて他に近所で開いてるのはチェーン店か蕎麦屋くらいだったので、宿のレストランで軽く飲んで済ませましたとさ。
　年越しそばも一応形だけはと買っておきましたが、宿に着いてみたら 隣がゆで太郎 だったのでそこで食えばよかった。

　とまあ夕食の詰めは甘かったですが、ホテルはイマドキの設備が充実した宿で大浴場もあるし、あとは 買ってきた地ビール と ぬれ煎餅 をやりながら実家のごとくダラダラ過ごしましたね。しっかしホテルはかなり混んでましたが、年越しで旅行する人って結構いるもんなんですね。
　それでは皆様、良いお年を〜