近所に前方後円墳なんてあったんだなぁと。復元ですけどね。 　せっかく４連休にしやすそうな祝日でしたが、一応まだ緊急事態中だし、旅行する気にもなれなくてブログが食い物ばかりなんで、たまには散歩の足をちょっと延ばして プチ旅行記 と洒落込みましょう。
　気分転換の散歩で疲れ果てるのも本末転倒だし、普段の散歩は半径2〜3kmの範囲に留めてますが、片道を電車にすればもっと遠くまで行けますね。この古墳もですが、行ってみたかったけど駐車場がなくて躊躇してた場所はいくつかあったので、いい機会だし巡りますよ！

　さて順を追っていきましょう。せっかくなので今まで行った事ないお店で優雅にランチしてから、まずは新大津の駅の方へ。日差しは暖かだしあちこちで梅見日和でしたね。

　そこから北久里浜駅の裏手の丘の上の住宅街を経由しつつ、湘南山手の住宅街へ。
　ここいら一帯の面白そうな細道や階段は今までの散歩で通り尽くしてますが住宅街の隅々までは歩いてないので、今回は景色を求めて住宅街の外周をぐるりと回ってみました。でも残念ながら新たな発見はあまりなかったすね。

　冒頭の古墳はその湘南山手にある小学校の、すぐ隣にあるのです。地図だと小学校をぐるりと囲む遊歩道があるようなので行ってみたのですが、確かに歩道として整備されてるし門とかもないし、親切に古墳への案内板まであるんだけど、どう見ても小学校の敷地内ですよねココ？。この左側は小学校の校庭。
　もし平日だったら教室の生徒と目が合いそうなくらい校舎の間近を通るし、なんか不法侵入してる感がすごくて、ほんと休日でよかった。

　てことでなんかドキドキしましたが、古墳を堪能したら先へ進みましょう。
　この近くのスーパーにはたまに車で来るのですが、いつも通る広い道を通ってもつまらんので、今日は裏道の階段を通ってみた。ここ通ってもほとんど近道にならんし途中に民家とかもないんだけど、なんで作ったんですかねこの階段。

　ちなみに疲れず徒歩で帰るとしたらこの辺りまでが限度ですね。いつぞや書いた眺めのいい神社 もこの近く。これより先は徒歩では未知の領域です。 　階段を下りるとすっごい広い雨水調整池があるんですが、厚さ50cmくらいの壁一枚だけでそのすぐ下に家が建ってて、もちろん設計上は大丈夫なんでしょうけど、なんかおっかない。

　そして前から一度来てみたかった、今回のメインイベントの１つ。地図で見つけた、なんで通したのかよくわからない山の中の細道！。調べてみたらすっごい古くからある浦賀道の旧道で、この山は幕府の御用林だったそうな。周りもお寺だらけだし、たしかに歴史はありそう。 　一応車も通れるけど軽でも不安な狭さだし、近所に駐車できる場所がまるでないので敬遠してましたがやっと来れたよ。写真がイマイチであまり伝わりませんが、怖いほどシンと静かで、ちょっと厳かな感じもするステキな細道でした。気になる横道もあったし、また探検しに来よう。

　細道を抜けて、また入り組んだ住宅街を器用に抜けると、次の歴史ポイント、怒田城址 があります。平安〜鎌倉時代の山城ですね。 　でもこの公園、怒田城址ってよりは縄文時代にここにあった住居跡と貝塚の説明に熱心で、城にはほとんど言及しないんですよね。古い時代のお城で石垣とかもないので、跡らしい跡が何もないのかな？。写真右側の説明版も地面にある四角い枠も縄文式住居の説明です。 　小高い丘の上なので景色はいいですよ。久里浜の市街を一望できます。
　でも 縄文時代の頃はこの下は全部海 だったらしいですけどね。なのでちょっと小高いここに住居跡や貝塚があるのです。

　それはそうと、怒田城址に辿り着くまでの住宅街はなかなか起伏に富んでて、ちょっとスゴい階段を見かけたのでつい１枚。この一角だけ家も擁壁も新しいので比較的最近造成されたんだと思いますが、そんなとこまで建てるのかと。眺めよさそうだなぁ。

　しかもやっぱ駐車場は必須なのか、この一番上の家までちゃんと車道が通ってますからね。今回は登りませんでしたが帰って地図を見たら予想以上に面白そうで、これは登らねば！と再訪を決意。ぜひ3Dマップ で見ていただきたい。砦か！

　てことで今日の歴史探訪（というより先史探訪？）はここまで。
　あとは最寄りの京急久里浜までとぼとぼ歩くだけですが、これまた大通りはつまらんので細道を行きますよ。楽しそうな橋を見つけてもちろん渡りましたが、ここはもう海も近いし時間的にほぼ満潮だったので、予想外に水面が高いしタプタプ波打ってて一瞬ビクっとした。

　久々に地図も作ってみたので置いときますね。9kmほどを３時間くらいかな。ブログにない写真も何枚か貼ってますのでお暇ならどうぞ。