いつもはこっちの道に明るい友人に車を出してもらう事が多いのですが、今回は まじこ(愛車) と帰省してるし、たまには僕の車で。後席に布団とか生活感あふれてるけどな。
で、写真はその鳴子にある 鳴子 (なるこ) ダム でございます。1957年 (昭和32) 完成。高さ95m。
別に僕主導でダム巡りに仕向けた訳ではないのですが、僕がダム好きなのは知られてるので、こっち方面に行くなら鳴子ダムは行きたいでしょ?、と汲んでもらえた。
見ての通り美しいアーチダムですが、大規模なアーチダムとしては 去年見た上椎葉ダム に次いで2番目に古いダムで、日本人のみの手で作った初めての大規模アーチダム という肩書きもあるそうな。存在は知ってたけど地元なのに今までちゃんと見に来た事がなかったんですよな(子供の頃に来たかもしれんけど覚えてない)。
朝から順に行きましょう。仙台市街からスタートして、友達のオススメで裏道の457号を走らせていると、なんと道端にダムが。何気に仙台市近郊にも結構ダムがあるんですよな。
宮床 (みやとこ) ダム。1998年 (平成10) 完成。高さ48m。 高くはないけど横幅の広さで威厳を感じるダムですね。 下流側もきれいに公園に整備されてるし、散歩やジョギングをしてる人も居たし、近所の方には憩いの場所なんじゃないかと。ダムの脇を降りていける遊歩道があるのもまたいい。
そんでそのあとは、天気も悪いのであまり寄り道もせず一路鳴子ダムへ。一番見栄えのいい場所にダムカード風フレームが置かれてましたよ。でもこれだと柵が邪魔よなーとか考えてましたが、自分もフレームに入ってインスタ映えするためこうなってるんだよ分かれよ!。ボッチ慣れしすぎてその発想すらなかった事にちょっと自己嫌悪。 鳴子ダムの上から見下ろせば、セクシーな曲線美。減勢工 に隙間が開いてて面白いけど、全力放流したらそこすごい事になりそうだな。鳴子ダムといえば、ダム便覧の写真 にもなってる毎年恒例の放流も有名ですが、一度は見てみたいすね。GWかー。 あととても古いダムですからまだオーバーハングするような近代的な形状ではないので、真下を覗き込んでもあまり怖くないのも特徴ですね。資料館に断面図があったけど、重力式ダムをまんま薄くしたみたいな断面だった。 鳴子ダムの取水口。ここだけ妙に新しいなと思ったら後から増設だそうな。なんでゲートはそんな上にあるんだろうとか、こんなデカイ取水口の割にあんま大きな排水口ないよなーとか、疑問はいろいろあるけど、やたらデカい蓋はとてもカッコいい。
鳴子ダムを堪能したあとはすぐ上流の鬼首高原へ。温泉とスキー場で有名な場所。
友達が行ってみたいという事で、峯雲閣 という山深くの温泉宿へ。なんと自然の滝つぼをそのまま使った露天風呂があるそうな。 この写真は近くの別の滝ですが、露天風呂もこんな感じで、マジ自然の滝。鬼首温泉は源泉が90℃とかあるので、川と混ざってもまだ熱いまま流れてる場所も多々あるみたいですが、ちょうどいい湯加減になるかは気候次第なので、今日も46℃とかで長湯はとても無理ですね。
あと入り口に 「アブ発生中」 とか張られてるし、宿のおっちゃんにも念を押されましたが、まあ楽しければ多少刺されても笑い話でしょ、とか思ってたら蚊柱並みのアブの群れにたかられます。湯温も相まって、どうみても罰ゲームですねありがとうございます。ここまで来たら意地なので腰まで漬かるくらいはしましたが早々に逃げましたよ。友達はもうちょい頑張ってたけど、後でかゆくて大変だったみたい。
宿の近くには 間欠泉 も。間欠泉を見るのに入場料400円は迷うところですがまあいいか。てっきり咳みたいにゴボッ!。ゴボゴボッ!と出るのかと思ってたら、一度出始めると音もなく数分間出続けるので驚いた。看板で理屈が分かったけど、こうしてみるとホント奇跡の産物すね。
で、このあと、事前リサーチでは スキー場のゴンドラに乗って山の上から景色を見よう とか考えてましたが、山の上が全く見えない日にゴンドラに乗っても仕方ないのでどうしたもんかと相談した結果、この辺にダムが多い事は知ってたので、結局ダム巡りする事に。ダムは天気が悪くても楽しめる万能スポットなのですよ。
ということでまず 花山 (はなやま) ダム。1958年 (昭和33) 完成。高さ49m。
当時もダムを見たかは覚えてないのですが、子供の頃にこのダム湖沿いのキャンプ場によく家族で来てたので、思い出の場所ではあります。
堤体の上は入れそうで入れないけど、写真左上の張り出してるテラスみたいな所までは入れるし、この写真を撮った展望台もわざわざ作ってくれたりでありがたいダム。欲を言えばもうちょい下まで見えたら最高でしたが、冬場なら見えそうですね。 ダムの上のテラスから見下ろすと、階段とかが器用に組み合わさってて実用性第一な感じでカッコいい。老朽化で一度大規模改修されてるので、その時にいろいろ追加されたのかな?
管理事務所でダムカードをもらえますが、インターホンで職員さんが出てきてくれるのではなく、事務所の2階まで入ってきてくださいという珍しいスタンス。平日なので普通に業務中でしたが、役所みたいなフロアにけっこう人が居て驚いた。てっきり常駐してるのは数人かと。
あと、いただいたダムカードを見たら 「阿之國屋文左衛門商店花山ダム」 と書かれてるので、つい微妙な顔をしてしまった気がしますが、なんと宮城県ではダムの命名権を募集してるそうな。で、花山ダムの命名権も地元の商店?が取得したようなのですが、調べても阿之國屋文左衛門商店の詳細が分からなくて困惑。てっきり道の駅の業者か何かと。 おもしろい試みだしダムに親しみを持てるようになるのかもですが、正直言うと、ダムカードに長々とスポンサー名を書かれるのはあんま嬉しくはないなぁ。
さらにまだ少し時間に余裕があったので、花山ダムのすぐ近くにある 小田 (こだ) ダム にも寄ってみた。2006年 (平成18) 完成。高さ44m。
比較的新しいロックフィルダム。堤体の上を歩いたら清々しそうですが残念ながら立ち入り禁止。開放すると面白がって堤体を昇り降りする人が居そうだし仕方ないか。
職員さんは常駐してないダムで、張り紙によると、ダムカードは別の事務所でもらえるとのこと‥‥ って花山ダムやん!。さっき貰ってたのに気付いてなかった!(ヒデエ)
花山ダムでカードを頂くと4枚セットで頂けるのですが、てっきり最近流行りの期間限定やバージョン違いかと思ってたら、この付近の4ダムだったという。おかげで花山、小田ダムだけでなく 未訪問の栗駒、荒戸沢ダムのカードまで 頂いてしまってました。今回はもう時間的に手遅れだけど、これは近いうちに訪問するしかあるまい。 小田ダムを下から。幅広のダムなので全体像は入りませんが、洪水吐が思いのほか大がかりでカッコいい。あと黒い石がシブくていいですね。
といったところで日も傾いてきたのであとは帰途へ。終わってみればダム巡りに付き合わせてしまう感じになっちゃったけど、友達も少しダムが好きになったようで何より。
そういや花山ダムで掲示物を眺めてたら、冒頭の宮床ダムにもダムカードがあった事に気付いて帰り道にまた寄ってみたのですが、宮床ダムも普段は遠隔操作で、カードは統合管理してる事務所でまとめて貰うみたいですね。帰省中はいつもする事がなくて怠惰に過ごしてたけど、次からは近所のダム巡りをこなす事にしましょう。
メシログ帰省前半ダイジェスト 8/10(土)〜8/14(水)
- 8/10 朝食: 上河内SA下りフードコート レモンラーメン (¥780)
こないだ寄ったばかりですが、渋滞回避のため深夜早朝で高速を走り抜けたくて、またここで車中泊。前回食べた宇都宮餃子ラーメンはなぜか消滅してレモンラーメンになってたので、じゃあそれにしよう。何かしら期間限定ラーメンを作ってるのかね?
名産というより 栃木名物レモン牛乳 にあやかったメニューと思うのですが、なんというか、美味しくない訳じゃないけど嬉しくもない味。レモンは生なので食べる具じゃないです。あと前回も思ったけど妙に油っこくて、朝に食べるとつらい。 - 8/12 朝食: ゆりあげ港朝市 海鮮炭火焼きとビールとその他買い食い (¥3000くらい)
旧友とどこに飲みに行くかと話してたら、海ぎわの閖上という所で日祝に朝市をしてて、買った物をその場で炭火焼きできるとの事なので、楽しそうだしそこへ。
海っぺりですから大震災でほぼ壊滅状態になりましたが、地域を盛り立てようと再開した朝市なので、結構な人気スポットなようです。お盆休みで一番混む日だろうし、人だらけでほとんど何も食べられないかもとか思ってましたが、そこまでは混んでなかった。
屋台みたいな店が寄せ集まってますが最初ルールがよく分からなくて、最初はお店でセットになってる物を買ってそのお店の炭火台で焼いてもらってましたが、それとは別に自由に使っていい炭火台(無料)もあるので、あとはそこで好きに買って焼いたり飲んだり。全員飲む気満々でバスで行きましたが、お酒もそのつどお店で買う感じですね。今回は缶ばかり飲んでたけど、生ビールを置いてる店も。 - 8/14 昼食: 吹上高原センターハウス 鳴子の風 ざる鬼そば+天ぷら盛 (¥1300)
間欠泉のすぐ近くにあるキャンプ場?のレストラン。鬼そばってのは別に鬼のように固いとか辛いとかじゃなくて、鬼首産のそば粉のそばです。他はカレーとかラーメンなので、それなら鬼そばでしょ。そばメニューはいくつかあるんだけど、他のそばは鬼そばじゃないのがちょっと紛らわしい。
あとここでクラフトビールも作ってるのでとても飲みたかったですが、今日はドライバーですからね我慢しますとも。とても飲みたかったですが!
旅のきろく 8/9(金)〜8/10(土)・8/14(水) 曇り / 曇り / 雨
- 8/9走行距離: 211.0km (計211.0km)
- 高速料金: 首都高:幸浦 - 東北道接続 ¥1070 (通常料金)
- 8/10走行距離: 239.0km (計450.0km)
- 高速料金: 東北道:浦和本線 - 泉PAスマート ¥4280 (深夜割引:通常¥6120)
- 給油: 140 x 23.74L (宮城県仙台市)
- 8/14走行距離: 208.6km (計658.6km)
- 8/9宿泊: 東北道:上河内SA下り (車中泊)
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朝食可、売店24時間営業。
洋式トイレあり、シャワートイレあり。
先月も来ましたがまたお世話になります。さすがお盆休み開始前夜だけあって、他のSAは入口から詰まってたりしましたがここは入れて助かった。なお、翌朝はもうここを出たが最後、全てのSA、PAは入口で詰まってたので仙台までノンストップでした。
満車だし最初から静かな夜など期待もしてなくて耳栓して寝ましたが、やっぱトラックよりもエアコン音の方が気になりますね。あとトイレの個室があんま多くないなとは思ってましたが、やっぱ朝は列ができてました。 - 8/14入浴: 吹上温泉 峯雲閣 ¥500
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露天あり、ロッカーなし、シャンプーあり、ドライヤーなし。
本文の方に書いちゃったのでそちら参照。いやぁーすごいアブだった。ロッカーはないので入口で預かってもらいます。