2019年07月25日

まじこと北関東ダムと温泉巡り:2日目

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 昨日から まじこ(愛車) と北関東温泉ダム巡り中のひこざでございます。

 今回の旅は僕にしては珍しく、一箇所の温泉地に2泊以上留まってのんびりする事も目的としてたので、以前から一度やってみたかった、温泉旅館の広縁 で浴衣でゆるりお仕事、という奴もやってみたかったのですが、まあ格安ホテルの一番安いプランの部屋に広縁なんてないですよなー。分かってましたとも。

 そして窓からの景色も、渓流沿いとか贅沢は言いませんが、障子を開けるなり外の道路から丸見え なのはさすがにちょっと。窓際に座れそうな幅はあったので座椅子を置いて座ってみたものの、まるで落ち着かないので敢え無く断念。

 結局、別に今ここで籠ってやらんとマズい状況でもないし、Wi-Fi や LAN が一切ないのも想定外だったりで、ほぼ仕事になってないですね。そしてそもそも、やっぱ旅行に来といて部屋でグダるという事に耐えられなかった。

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 てことで宿から飛び出しますよ。なんと今回泊まった 伊東園ホテル四万 さん、歩いて5分でダムを見に行けます。しかもこんなでかい奴。

 四万川 (しまがわ) ダム。1999年 (平成11) 完成。高さ90m。 オーソドックスな形の重力式ダムですが、岩模様とか装飾がちょっとオシャレ。四万川は清流な事でも有名で、ダム直下なのに水がむっちゃキレイ。
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 ダムの上からの景色。こうして見るとホント宿から近いな。ダム下に公園も整備されてたり資料館もある、地域に開かれたダムですね。
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 ダム湖はすっごい青。水の透明度は全国でも有数らしく、四万ブルー と呼ばれてるそうな。カヌー体験 とかもやってるので申し込むかかなり迷ったけど、のんびりするはずだったのに時間に追われて慌しくなりそうなので、今回はやめといた。

 それに見てのとおり、今の季節は湖面はかなり低いので、カヌー体験をするなら水が多くてキレイな春から初夏あたりがいいそうな。今日まさにカヌー体験中の方々も見えましたが、上流側はすぐ水がなくて行き止まりになってたので、やっぱもうちょい水の多い時がよさそう。

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 そのあとは車でダム湖を一周してから、10kmほど下流の 中之条 (なかのじょう) ダム も見に来た。1960年 (昭和35) 完成。高さ42m。
 大きくはないけど見た目のバランスがいい、かっこいいアーチダム。下流側から見られたらさぞかしカッコよさそうなんだけど、断崖絶壁で立ち入るスキもないので無理です。かなり古いダムなので、水路や機材が無骨でとでもいい。

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 中之条ダムの少し上流には、四万の甌穴群 という観光名所があるので寄ってみましたが、渓流の流れによって自然にできた穴が6つも集まってるそうな。てっきり遊歩道で順に見て周るのかと思ったら全部一箇所に集まってるのですが、正直に言うと、どれとどれで6つの穴なのかはよく分からずじまい。

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 と、まずは車で比較的遠くの観光地を巡ったあとは一旦宿に戻ってきて、続いて徒歩で温泉街めぐり!。今回の宿は四万温泉街の中では一番山奥側の端っこにあるので、温泉街の中心までは2km近く歩く必要がありますが、散歩がてらお酒も飲みたいので、張り切って歩きますとも。

 四万温泉には公衆浴場が3つあって、特に宿のすぐ近くにある御夢想の湯は四万温泉の最初の源泉との事なので入りに行きましたが、なんと3つとも無料なのです。太っ腹!  といっても、どの浴場も1〜2人しか入れない大きさだし、鍵付きのロッカーとかもないので、温泉好きの人くらいしか入りには来ませんね。あと源泉が熱い温泉なので公衆浴場もだいぶ熱めで、まったり入れる感じではないかな。縁起物だし入っとけ!という感じ。これらとは別に、設備の整った有料の日帰り温泉 はまた別にあります。
 でも特に河原の湯なんて外見からしてワクワクするし、入ってみたくなるよね。いっそ丸見え上等で川沿いの露天風呂だったらもっと気持ちよさそうなのに。

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 温泉街の中心はこんな感じ。でっけえ宿だなぁ。やたら高い位置の渡り廊下がたまらん。こういう迷路みたいな宿を探検するの大好きなので、次来る機会があったらぜひ泊まってみたいもんですが、残念ながらこの 四万グランドホテル 、お一人様じゃ予約させてくれませんね。

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 上のホテルとともに四万温泉を代表する宿のひとつ、積善館。江戸時代の創業時からの建物も残る歴史のある宿で、写真の建物右下のちょっとモダンな部分も、昭和初期に増築された、当事としては珍しい洋風の大浴場だそうな。

 泊まれば館内の歴史ツアーにも参加できるようですごい楽しそうなのだけど、でもこんな伝統と風格のお宿じゃお高いんでしょう?、と思ったら元々が湯治客向けなので思いのほかお手頃だし、お一人様も歓迎との事なので、次に四万温泉に来るなら絶対ここに泊まりたい!

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 などなど、温泉街をひたすら歩くこと3kmほど、下調べして楽しみだったお店、わしの屋酒店 に到着です。一見すると田舎によくある何でも屋さんですが、自前でオリジナルの地ビールを醸造しちゃう情熱あふれる酒屋さんですよ。
 瓶のビールはお土産屋とかでも買えるけど、本家のここなら生で飲めるので、せっかくだからここまで来ましたとも。詳しくはメシログで書きますが、イートインスペースですっかりご機嫌。

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 わしの屋さんは今回の宿からは一番遠い、温泉街の下流側の端っこあたり。お酒も入ってご機嫌な事だし、あとはまたブラブラ食べ歩きながら帰りました。面白いお店がいろいろあったけど、その辺はメシログで後ほど。
 四万温泉街は渓流沿いに張り付くように宿が建っていて、こういう雰囲気の温泉街すっごい好き。

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 あとそう、四万温泉を歩いてると公認キャラ、摩耶姫ちゃんによく出会いますが、なんかこう、どうにも好みのキャラデザなのでつい撮っちゃいますね。調べてみたら紹介ページどころか公式サイトまであるし。
 そういや 四万温泉のサイト も結構凝ってるし、ネットを活用してるなぁと感心します。

メシログ 7/25(木)

  • 朝食: 伊東園ホテル四万 朝食バイキング
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     夕食同様、あまり地元感はない無難なバイキング。取り方次第で洋食でも和食でもご自由に。ジュースがトマトオンリーなのがちょっと面白かったけど、この辺はトマトも有名みたいだし、地元産のジュースなのかな?。
  • 昼食?: わしの屋酒店 地ビール2杯 (¥600+¥400)と豆大福 (¥130)
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     事前の下調べでは、温泉街中心のそば屋で昼食途中の茶屋で地ビール(瓶)と焼鳥セット を食べてから最後にここで地ビール(生)を味わうという必勝の布陣だったのですが、その両方とも休みなうえに、他に目をつけてた店もことごとく休みか昼営業は終わってて、結局何も食べられないままここまで到着。炎天下を歩いた後に空腹でビールはヤバイな、とレジに置かれてて美味しそうだった豆大福を片手に乾杯。この豆大福が自家製でむっちゃ美味しかったですけどね。

     で、地ビールですよ!。店員さんがサイトに載ってるご本人でしたので、お話しながら美味しくいただきました。コンビニのようなレジの奥に3タップ完備で、今日はIPA、生姜のエール、ポーターが繋がってましたが、IPAはまさかのその場で売り切れ!。なんか今日、持ってないな俺(いつもだけど)。でも残り2つも個性的で美味しかった。定番以外にも日々いろいろ作ってるみたいですね。
     店内にちょっとしたイートインスペースもあるので座って飲めますよ。明日も炎天下の旅が続くのでお土産に買うのはやめといたけど、また飲みたいな。
  • 軽食: 香茶房 おきなや 揚げまんじゅう (¥300)
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     公衆浴場の上之湯から上がったあと、全然汗が引かなくて一旦落ち着きたかったので、目の前にあったこちらのお店で一休み。実を言うと、下の焼まんじゅうかと思って注文したら別物で、温泉饅頭の天ぷらですね。注文してから揚げてくれます。たまに山沿いの道の駅とかで見るけど、まあ見た目を裏切らない味。麦茶がありがたすぎる。
     今日はすでに風呂上りなので入らなかったけども店先に足湯もあるので、寒い時期にはほっこりできそう。
  • 軽食: 焼まんじゅう島村 焼まんじゅう (¥300)
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     四万温泉のサイトで名物を眺めてると気になる一品、焼きまんじゅう。見ての通り焼いた饅頭なんですが、そんなん3つも4つも食べるのキツくね?と思ってましたが、まさかの中身なし!。その発想はなかった。肉まんの皮だけを味噌塗って焼いた感じ?。まあ美味しいけどふわふわすぎてちょっと食べにくい。
     道沿いの店先でおばあちゃんが炭火で焼いてて問答無用で目に入るので、今まで旅番組とかでタレントが立ち寄った写真がいっぱい貼られてましたが、写真のおばあちゃんはとてもいい笑顔なのに普段はドライな接客なようで、むしろちょっと面白かった。
  • 夕食: 伊東園ホテル四万 飲み放題付き夕食バイキング
     感想は昨日同様ですが、2日目にして、メニューの大半は毎日変わらないという事が分かってしまう。でもまた一人でダラダラ楽しく飲みましたけどね。今日は昼からそこそこ飲んでるので、昨日よりは控えめ。

旅のきろく 7/25(木) 晴れ

走行距離: 27.3km (計478.1km)
入浴・宿泊: 伊東園ホテル四万 1泊2食 ¥8574
 昨日に引き続きお世話になります。同じ宿に連泊っていつ以来だろう。チェックアウト時間の事を気にしなくていい朝のひととき、プライスレス。
posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記
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