2018年09月25日

まじこと九州:4日目(宮崎編1)

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 まじこ(愛車) と九州旅行4日目。今日は昨日とはうって変わって、高千穂峡などの山側を観光するのですが、延岡市と高千穂町の真ん中あたりからスタートです。
 泊まった道の駅のすぐ隣には 天馬大橋 という高さ80mもの橋がかかってるのですが、まずはそこからの眺めでも。これからこの五ヶ瀬川を、高千穂町まで遡って行きますよ。

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 延岡市から高千穂町まではとても走りやすい国道が走っていますが、今日は敢えて川沿いの細い道を行きます。なぜなら 高千穂鉄道の廃線巡り ができるから。
 高千穂鉄道 は2005年の台風で壊滅的な被害を受け、そのまま復旧は不可能ということで廃止されてしまったのですが、沿線の大半が渓谷沿いの素敵な路線だったんですよね。学生時代に乗ったこともあったので廃止は残念に思ったものですが、またこうして訪れる事ができました。10年以上経ったのに駅やホームも結構そのまま残ってて、待合室には時刻表もキレイなまま残されてたり、愛されてるなぁと。

 左下の日之影温泉駅なんて 列車を利用したホテル になってるらしいですよ。もちろん温泉もあるので、また来る機会があれば泊まってみたいかも。というか泊まればよかったな。
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 廃線巡りハイライト1。八戸観音滝(槇峰駅−日向谷戸駅間)。右の写真は高千穂鉄道の橋梁ですが、この奥に滝があって、かつては車窓からも滝が見えました。そして現在、この橋はそのまま遊歩道になっていて、今も橋からの滝を見ることができます。鉄橋を歩ける事なんて滅多にないし超うれしい。
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 ハイライト2。第3五ヶ瀬川橋梁(吾味駅近く)。なんとここも歩けてしまいます!。というか 上の写真の橋まで、ずっと一続きの遊歩道 らしいのですが、途中の道は草ボーボーだったし、気軽に散歩という感じではないかな。なんにしろこんな大きな鉄橋歩けて大興奮。

 ちなみに、高千穂鉄道跡がこんな楽しめると分かったのは、たまたま以下のページを見つけたおかげですね。本当ありがとうございました。素敵な写真がいっぱい載ってるのでぜひ見るべき。
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 で、終着駅の高千穂駅まで来たわけですが、なんと廃線跡を列車で走れちゃいます。高千穂あまてらす鉄道 という会社が今も小さなカートで高千穂駅からの数kmだけ観光鉄道として運行してくれています。これは乗るしかあるまい。
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 高千穂駅から出発したカートはまずはのんびりと切り通しやトンネルを抜けていきます。ああ、そういえばこんなところ通った気がする。懐かしくてもう泣きそう。トンネルは真っ暗ですが、ミラーボールみたいので模様を投影したり楽しませてくれます。
 ちなみに、この回は他の客はほぼ全員韓国語ですごいアウェー感でしたが、やっぱこういうのは外人さんに人気あるのかね。
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 そしてこれですよ!。高千穂鉄道いちばんの絶景ポイント、高千穂鉄橋 まで来ちゃいます!
 運行当時は日本一高い鉄道橋だったそうですよ。橋の上でもしばらく停車してくれますが、満員であまり身動き取れないし、列車からは角度的に橋の下はあまり見えなかったりでちょっともどかしい。渡る前のこの瞬間が最も盛り上がる。
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 高千穂駅には車両や機材などもそのまま展示されててて、車内にも乗れますが、生活臭とディーゼル油の混ざった匂いや、釣り広告とかも廃止時のまま時間が止まっててなんともいえない気分に。もう一度くらいあの車窓を楽しみたかったなぁ。

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 あとはせっかく高千穂まで来たんですから 高千穂峡 には行きますよ。昔も一度来たんだけど、当時は金のない学生なので駅から歩いてえらい疲れたの思い出した。神々しい景色だなぁ。

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 などなど、高千穂は堪能しましたので、このあとはせっかく山側に来たのですからダム巡りをしましょう。宮崎といったら 九州ダム界の大御所、一ツ瀬ダム は絶対見たいのでそこまでのルートを調べたところ、途中にも素敵なダムがいっぱいあるじゃないですか!。これは行くしかあるまい!

 ‥‥でもこのルート、実は九州でも有名な酷道なのですよ。まあこの写真は一番酷い辺りで、大半はもすこし広いですが、ほぼ全域、基本的に離合できません。しかもトラックがちょくちょく来るので何回かはバックさせられましたね。でもまあ、いつもこんな感じの場所ばっか行ってるおかげでもう慣れてきたので、思ったほどは疲れなかったかな。

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 てことで怒涛のダム巡り開始です。まずはマークしてなかったけど道端に見つけたかわいいダム、宮の元ダム というらしいですよ。1960年完成。高さ18.5m。こんな小さいのにすらりとしたアーチがカッコかわいい。日本で2番目に低いアーチダムだそうな。かわいい。
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 塚原(つかばる)ダム。1938年完成、高さ87m。見た目は普通の重力式ダムですが、戦前生まれの歴史あるダムで国の文化財になってますし、戦中戦後の長らくの間、高さ日本一のダムとして君臨していました。
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 岩屋戸(いわやど)ダム。1941年完成。高さ57.5m。塚原ダムのすぐ上流です。塚原ダムには及ばないけどこちらも結構古いですね。ゲートの上の通路には門もチェーンもなしに 「関係者以外立入禁止」 とだけ書かれてて、心の葛藤。

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 本日のメインイベントダム1、上椎葉(かみしいば)ダム。1955年完成、高さ110m。
 ぞっとする存在感。これは、今まで見た中でも1、2を争う惚れるダムですね。そしてこのダム、日本で始めて100mを越えた上に、日本初のアーチダム らしいですよ。当然、一時期は高さ日本一だった訳です。肩書き多すぎ!。惚れる!

 なお、さっきからウンチクが多いですが、例によって デイリーポータルの受け売りです。ダムといえば萩原さんですね。ちょうどこの旅行の計画中に見てしまって、塚原ダムと上椎葉ダム (あと今回台風で断念したけど岐阜の大井、丸山ダム) は必ず行くべきダムとなりました。
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 話はそれましたが、上椎葉ダムは下からがまたすごいんですよ。ほんと背筋にくる存在感。震える。さらに上からも見渡せる公園があるし、左側からも撮りやすいサービス満点のダムですね。ここまで来る道もダム周りもすげえ狭くてホント疲れるけどな。

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 さて上椎葉ダムまで来てもまだ半分ですので、引き続き酷道を進みますが、そこに突如現れたなんだか分からないダム、なんだこれ?。帰って調べてみたところ、槇之口取水堰 というらしいのですが、低すぎるせいか、ダム便覧とかには載ってないんですよね。九電のページ にはダムとして記載されてましたが、1940年運用開始、高さ7mとのこと。そして気になるこのダムの形式、ゴム引布製起伏式 というらしい。要するに見たまんま、巨大なゴムチューブですね。こんなダムがあったのかー。

 あとこのダム、上に橋がありますが、門もないし立入禁止とも書いてないので渡ってみたところ、どうやら上流側からの遊歩道の一部みたい。すごい古びた魚道もあったり、何気に見所は多い。

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 さらに進んて、もうすぐ一ツ瀬ダムといったところで、右手におかしな橋発見。かりこぼうず大橋 という橋で、なんと 日本一長い、木造の車道橋 だそうな。予想外の場所に予想外な物があるものです。欄干まで木ですごい凝った作りになってて感心する。

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 で、高千穂から山道を走ること150km。やっと着きました。一ツ瀬ダム でございます。1963年完成、高さ130m!。九州一ですよ!(もうすぐ抜かれる)。日本全国だと高さは20位くらいになっちゃいますが、貯水量はすごくて国内トップクラス!
 存在感ありすぎるアーチ、巨大な洪水吐の下に空洞があったり、回りの岩山の固め方とかとにかくカッコいい。あの固め方も全部設計するんだよね。すごいわぁ。

 惜しむらくは、この写真撮った場所以外に堤体がよく見える場所がほとんどない事なのですが、地図をみたら下流側から近づけそうな小道を見つけたものの、ジムニーでもなきゃ無理そうな砂利の林道だったので断念。もしまたゆっくり来られる機会があるなら徒歩でも攻めてみたいもんです。

 てな感じで今日はここで日没。あとは宮崎市の向けて山を下って、ゴハン食べたり洗濯したりしましたとさ。ホントダムばっかだな。

posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記・散歩
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