といってもさすがに昼ごろには本土に渡ってはおきたいので、佐渡は午前中だけ。帰りの船に乗る小木港まで、灯台巡りをしながらのんびりドライブと洒落込みましょう。
てことでまずは両津港からほど近い、姫埼灯台 から。
ちょっと変わった形をしてますが明治建造の歴史ある灯台で、日本に現存する最古の鉄製灯台でもあります。ゼヒ見たかった灯台なんだけど早朝すぎてせっかく資料館があるのに開いてないし、朝日がド逆光になってものすごく撮りにくいしで、来るなら午後をオススメします。
あとは佐渡の東海岸をひたすら南下していきます。しばらくの間はセンターラインもある広くて走りやすい道路だし、こういうのどかな海沿いの集落が続いて気持ちいいのですが、南下するにつれて離合できない区間が増えてくるので頑張りましょう。
鴻ノ瀬鼻灯台。道沿いのキャンプ場の真ん中にドンと立ってます。こんな人の多い場所に立ってる灯台も珍しい。 鴻ノ瀬鼻灯台がある松ヶ崎地区は本土との直線距離が最も短い場所なので、かつては佐渡の表玄関として栄えたそうです。古い家もたくさんあって集落まるごと景観保存地区との事なので、せっかくだから散歩させてもらいました。ハイカラなお屋敷があってステキ。
その後もずっと東海岸沿いに行くつもりだったのだけど、工事で通行止めとの事で強制迂回。あれよあれよと内陸へと追いやられてしまったので、東海岸コースは断念して西海岸周りになりました。
西海岸側も端の方は地元の方以外あまり通らないのか道も狭いし、また工事で通行止めとかありそうでビクビクしてましたが、無事抜けられてよかったよ。
てことでひたすら南下して辿り着いたのは、佐渡の南の端っこ、沢崎鼻灯台 です。最西端でもあります。これで佐渡の4つの端っこを制覇できて満足満足。ただでさえ崖の上の見晴らしのいい場所なのに、ずいぶん背の高い灯台を建てましたね。
あとはもう、帰りの船が出る小木港はすぐそこなのだけど、少し時間もあったので観光名所、 矢島・経島 へ。溶岩が固まってできた2つの島を遊歩道で巡れます。海もとてもキレイ。
手前に見える佐渡名物のタライ船にも乗れるのですが、そこまで時間なかったのと、船頭のおばさんとマンツーマンはちょっとキツイです。真ん中の四角い穴から水中も見えるらしい。
と、佐渡のドライブも満喫したのでそろそろ佐渡ともお別れですが、なんと帰りの船 あかねさん は、こないだ見学した高速船、ナッチャンWorld と同じウェーブピアサーなのです!。
てっきり日本にあるのはナッチャンだけかと思ってたけど、こんな普通に定期運行されてるとは思ってなかったよ!。これに乗るために今回佐渡に来たといっても過言ではない (冗談でなく本気で)。 あかねさんの車両甲板。ナッチャンよりも一回り小さい船なので車両甲板も1層だけですが、車両が多い時は中央のブロックを持ち上げて2段積みもできるそうな。しっかしお盆休みも完全に終わった平日だってのに、けっこう乗る人居るもんですね。
車の積みかたが面白くて、スロープは船尾にしかないので、まず船の左舷船尾(写真中央奥)から入ってきた車は船内をぐるりと一回りして、右舷船尾(写真左奥)から船尾向きに詰められていきます。こうする事で誰一人バックする必要もなく、スムーズに積み下ろしできるんですね。 航海中は水をエライ勢いで噴射して走るので、普通の船よりかなり速い。なので航海中に外に出られるのは船尾のちょっとしたスペースだけですが、外に出られるのは嬉しいですね。船内は全てイス席で指定席。特に希望はしなかったけど窓際の席で快適だった。
ちなみに今回の旅では、行きは 新潟港 > 両津港、帰りは 小木港 > 直江津港、と別経路なのですが、どちらも同じ 佐渡汽船 なので、往復割引扱いで乗れます(回遊というらしい)。さらに夏のキャンペーン中だったので、通常なら往復で ¥29400 のところ ¥21460 とかなりお得に乗れました。割引キャンペーンが頻繁にあるようでありがたい。
そんなこんなで 13:30 には直江津港に着きますが、このまままっすぐ帰ると夕方の混む時間に着いてしまうので、もう少し遊んでから帰りましょう。直江津観光するには時間的に中途半端すぎるし、無難に温泉がいいですかね。近くに妙高高原があるのでそこにしましょう。
味のある温泉街か、優雅なリゾートホテルかで迷いましたが、赤倉温泉の共同浴場、滝の湯 が露天が広くてよさげだったのでそこで。妙高山が見えそうで見えないのはちと残念だったけど、広くて空いてて快適でした。ちなみにリゾートホテルなら APA に行こうとしてた。
で、温泉に入って一休みしたら15時も過ぎていい頃合いなので、あとはひたすら走って帰るだけです。目論見どおり混む横浜近辺は20時過ぎになって、渋滞もなくスムーズに帰れましたとさ。圏央道が出来てから楽でいいわー。料金高いけど。
メシログ 8/21(火)
- 朝食: 道の駅 芸能とトキの里 (開店前) 持参したパンとスープパスタ
- 軽食: 佐渡おみやげ市場 小木家 佐渡みかん餅 (¥300) 、コシヒカリモナカ (¥265)
小木港フェリーターミナルの隣にそびえ立つ、お土産と食堂の集合ビル。メシは船で食べるつもりだったので面白い軽食を探してたら、みかん餅とか売ってたので迷わず食いましたよ。ほんのりみかん味の餅にみかんソースまでかかって、やりすぎなくらいのみかん味。
コシヒカリモナカはー、米粒が入ってますが、まあ普通のアイス。 - 昼食: フェリーあかね 売店 あかねバーガー (¥400) 行きのおけさ丸はいろんなメニューがありましたが、帰りのあかねさんには売店しかありません。食事になりそうな物はカレーと、このバーガー(作り置き)だけなので、まあカレーよりはこっちの方が嬉しいですね。ローストビーフバーガーってのもちょっと珍しい。
- 軽食: 上信越道:小布施PA上り 野沢菜おやき (¥230) 、ワッサー6個 (¥360)
長野ですからおやきを食べましょう。でもおやきってこんな皮だっけか?。もっとパン生地ぽいイメージだった。
あと産直コーナーで謎の果物、ワッサー が安かったので袋買い。すもも系の味かとおもったら、味は桃ですね。美味しいのだけど種周りがえらい頑固で、何度やってもアボカド切りはできず難儀しましたが、ネットで解決。 - 軽食: 上信越道:東部湯の丸SA上り くわの実サイダー (¥280) 全く味が予想つかないので飲んでみた。なんというか、特徴のない甘酸っぱさ。そもそもくわの実の味が分からないので、くわの実っぽいのかもよく分かりません。
- 夕食: 上信越道:横川SA上り 峠の釜めし弁当とおろし蕎麦セット (¥1350) 横川といったら峠の釜めしですね。SAの施設そのものが 釜めしの老舗、おぎのや による運営だそうで、SAに入るとまず釜めし弁当コーナーがドンと構えてたり、フードコートも炊き立てではなく釜めし弁当がそのまま出てきます。弁当単体だと1000円だったかな。釜ごと持って帰っていいので、それ考えると安いすね。蓋も陶器なのでそのまま使って米が炊けますよ。
旅のきろく 8/21(火) 晴れ
- 走行距離: 486.3km (計2380.1km) + フェリー航送 約72km
- 高速料金: 上信越道:妙高高原 〜 圏央道:相模原愛川 ¥5430 (通常料金)
- 高速料金: 横横:狩場 〜 佐原 ¥720 (通常料金)
- 給油: 162 x 20.70L (上信越道:東部湯の丸SA上り)
- 給油: 150 x 15.17L (神奈川県横須賀市)
- 佐渡汽船: 小木 〜 直江津 ¥11430 (車両4m未満+運転手 夏割キャンペーン)
- 入浴: 赤倉温泉 大野天風呂 滝の湯 ¥500
-
露天のみ、ロッカー¥100(小物のみ)、シャンプーあり、ドライヤーあり。
上に書いたとおりで、広くて気持ちのいい露天風呂。露天風呂しかないので、冬季は営業してないそうな。敷地の奥には今は使われてないバブリーな感じの滑り台付きプールがあって、物悲しい廃墟感がちょっと好き。