2018年08月20日

まじこと佐渡1

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 帰省ついでの まじこ(愛車) と東北旅行。というか東北は昨日までで、今日からは佐渡編です。

 今朝は両津港近くの道の駅からスタートして、まだ早朝で開いてる施設も少ないので、まずはすぐ近くのお寺、清水寺 (せいすいじ) から。いつも言ってますが僕は寺社巡りにあまり情熱がないのですが、観光ガイドでたまたまこの階段の写真を見かけて気に入ったので、行ってみる事に。他に誰も居ないし、シンと静まり返ってとてもいい雰囲気。

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 で、石段を登っていくとすごい立派なお堂が。なんか京都の清水寺の舞台を思い浮かべますが、まさにそれを模して作られたとのこと。舞台の所にも普通に入っていけて見せていただけますが、古びた感じがとても好きで、けっこう長居させてもらいました。来て良かった。

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 お寺のあとはまあ、佐渡といえば定番の佐渡金山に向かうのですが、ついでに通り道の灯台巡りも。佐渡島は端っこがいっぱいある形をしてるので、行ってみたい端っこ灯台も多いのです。ここも端っこ灯台のひとつ、長手岬灯台
 遠浅の岩場の先に灯台が立ってますが、わざわざ遊歩道が作られてますね。カーナビで灯台を目的地にしたら海を横切るルートが出たので 「また御冗談を」 とか思ってたら本当に道があって笑った。

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 そして 佐渡金山。佐渡金山と言ったらこの山、道遊の割戸金鉱脈に沿ってひたすら掘ってたら山が割れちゃったYO! という佐渡のシンボルですね。近くで見るとこれまた大迫力なのですが、写真には収まりませんね。あの迫力は実際に目の当たりにしてナンボ。
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 坑道見学はまあ、やはり見られるのはごく入口付近だけですし、このところ行く先々で鉱山見学ばかりしてたので、これは初めて見た!という物はあまりなかったかな。外は酷暑なのに坑内は10℃前後なので、長袖を着たり脱いだり忙しい。
 今回は行けなかったけど、2人以上だったら もっとマニアックな坑道を個別でガイド してくれるツアーもあったので、そっちも見学してみたかった。
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 少し離れた所にある、地下に降りるエレベーター(竪抗)跡。やっぱ鉱山のシンボルといったら竪抗跡ですよね。三菱マークが勇ましい。

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 佐渡金山を見学したあとは、そのまま山の上まで登っていける 大佐渡スカイライン があるので、せっかくだから登ってみた。佐渡島の真ん中のくびれが一望できますね。巣晴らしい。
 ちなみに、金山側から登ると、笑えるほど急勾配で離合困難なつづら折りをひたすら登る事になるので結構シンドイです。行程上、帰りも金山側に戻ったので両津側がどうなのかは分かりませんが、あっち側はもうちょい楽なんだろうか?
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 反対側を見れば妙見山 (1042m) という、佐渡の中でもトップクラスの山 (ちなみに最高峰は右奥に見える金北山 (1172m) ) がありますが、そのてっぺんには、いつか大湊で見た ガメラレーダーが。相変わらずデカイな。
 ちなみに、ガメラレーダーは他にもあるのかなと調べてみたら、あと他に2つ、沖縄と 鹿児島の下甑島 にあるらしい。下甑島に行く事はなさそうだけど、ダイビング目的で行くのもありかも?
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 山から下りたら再び佐渡金山関連の遺構巡り。ちなみに、せっかく海がキレイな佐渡なのでダイビングもしたかったんですが、帰省ついでなのでダイビング機材は持ってきてないし、代わりにカヤック体験でもと思ったら残念ながら休業日だったりで、結局のんびり遺構巡りする事になりました。

 で、話はそれましたが超大規模な遺構、北沢浮遊選鉱場跡 といいます。金山といっても岩石に含まれる金は微量なので、岩を砕いて金を選別する工場ですね。主に比重で選別するので、下に下に落としていく斜面の工場になる訳です。こんなでかい廃墟見るの初めてかも。
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 隣にはこれまた巨大な遺構。シックナーというそうですが、川を流れてきた金鉱石を含んだ泥水から、まずは固形物を沈殿させる沈殿池。鉱山跡ではよく見る施設だけど普通はこんな近付けないので、近くで見ると大迫力。直径50mありますよ。
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 さらにすぐ近所には、最終的に船で運び出す 大間港の跡 。企業の私有地らしいのだけど、観光ガイドにも紹介されているし、立ち入りも許可(黙認?)してくれてるようなのですが、立入禁止の看板もあったりで、入っていいのかダメなのかどうにも不安。
 ちょっと古い情報で下調べしたもので、たぶんその企業の駐車場にちょっとだけ車を止めさせていただいたのですが、今は専用の駐車場が用意されてる事に見学後に気付きました。本当申し訳ありません。
 トロッコの線路や石積みやレンガ積みの岸壁。それに囲まれた湾内は青く澄んで美しい。

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 などなど、廃墟欲ばかりどんどん満たされますが普通の観光もしましょう。佐渡を代表する景勝地、尖閣湾 でございます。ちなみに敷地内には 佐渡大崎灯台 という灯台もあるので、それ目当てでもあります。
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 敷地全体が有料の公園なので入場料を払って入りますが、海が怖いほどキレイ。底がガラスのグラスボートにも乗れるので、ダイビングできなかった腹いせに乗りますとも!
 このグラスボートって奴、ずっと下を見ながら船に揺られる事になるので、酔いそうだし今まで見かけても乗ろうとは思わなかったのですが、下ばかり見ないように陸の景色も織り交ぜて紹介してくれたり、思ったよりは平気だった。水中もキレイでしたが、やっぱどうせなら直接潜りたいなぁ。

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 その後は灯台やらきれいな浜辺やらで寄り道しつつ、ひたすら北上。途中まではセンターラインのある走りやすい道路でしたが、だんだん離合困難な道に。ここはまだまだ序の口ですが、つづら折りをぐねぐねと登ったかと思ったら山の中腹にいきなりトンネルがあったり、よくまあ道を通したなぁと。ここからの景色はなかなかの絶景。
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 もうすぐ佐渡の最北端。ぼっこり飛び出た小山は 大野亀。あれ全部一枚岩らしいですよ。この先にはさらに 二ツ亀 という巨岩があったり、巨岩や断崖絶壁目白押しです。
 道ももう完全に離合不可能な幅ですが、こんなでもバスは通ってるので離合スペースはちょくちょく用意されてるし、そもそもほとんど対向車は来ないので割と平気。でもたまにある素掘りみたいな離合不可トンネルはドキドキする。

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 てことで佐渡最北端、弾埼(はじきざき)灯台 に到着です。敷地の門は閉まってて灯台には近づけませんが、塀沿いに回り込めば灯台の銘板は撮れそうだったので、覚悟を決めて胸くらいまである藪に突入しましたよ。蛇とかいなくてよかった。
 あとこの写真を撮った岬の展望台も、灯台の場所から見えてはいるのだけれど、簡単には辿り付けないという。隣のキャンプ場 の敷地なので、キャンプ場に車を停めて少し歩かないといけません(キャンプ客でなくとも入場は可)。

 灯台を見た後はもう日も暮れたので今度は東側の道を両津港まで戻りましたが、東側の方が比較的道は広くて楽ですね。景色や見どころは西側の方が多いですが。

メシログ 8/20(月)

  • 朝食: 道の駅 芸能とトキの里 (開店前) 持参したパンとスープパスタ
  • 昼食: 金山茶屋 佐渡金山カレー (¥750)
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     イイヨイイヨー!こういうインスタ映えメニュー!。でもわざわざノボリまで作った割にはあまりに露骨にレトルトカレーの味なのはちょっと。そして佐渡金山付近の唯一の食堂なのに、お昼時でも他に客が居ないのが気になる。
  • 夕食: 佐渡弁慶 佐渡本店 回転寿司 8皿 (¥1814)
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     島だし寿司食いましょう。調べてみたら佐渡が本店の回転寿司チェーンがあったのでそこで!。人気の店らしく平日なのにウンザリするほど並んでましたが、客待ちボード見たら大人数ばっかだからカウンターならすぐ座れるんじゃ?、と思ったら案の定アッサリ座れました。
     常に満席なのでレーンにも皿が常にみっちり乗ってて頼まずともどんどん食えるし、好きな白身魚系が多くてどれも美味かったなぁ。魚嫌いじゃなくなってからは海沿いの食事がホント楽しい。

旅のきろく 8/20(月) 晴れ

走行距離: 201.1km (計1893.8km)
  • 給油: 139 x 20.65L (新潟県佐渡市)
入浴: 佐渡グリーンホテルきらく ¥500
露天あり、ロッカー無料(小物のみ)、シャンプーあり、ドライヤーなし。
 ホテルの日帰り入浴だから設備はいいでしょと安心してましたが、ホテルとは別の敷地に露天風呂の建物(無人)があって、ホテルのフロントでお金を払ったら好きに入ってね、というおおらかシステム。脱衣所が簡素でドライヤーとかないのは予想外だったけど、湖を一望できる露天風呂で、昼に入ったら最高そう。隣の休憩所のベランダから大胆に丸見えなのはちょっと困惑。
宿泊: 道の駅 芸能とトキの里
朝食不可、付近にコンビニなし。
洋式トイレあり、シャワートイレなし。
 2晩連続でお世話になります。自販機くらいしかお金を落とせずホント申し訳ない。
posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記
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