2017年05月04日

まじことふなたび4:とことん三池炭鉱

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 世界遺産、三池炭鉱、万田坑です。
 まじこ(愛車) と船で九州四国紀伊旅行4日目、というか旅らしい旅はまだ2日目ですが、今日は大牟田、荒尾の三池炭鉱関連施設を巡ります。  炭鉱跡と言えば今までも軍艦島、池島炭鉱田川 とかいくつか行ってみたもんですが、三池炭鉱はまだ行ってなかったんですよね。そもそも大牟田、荒尾自体、電車では何度も通ってるものの、観光らしい観光をしたことがない。今夜は飲み会なので15時くらいには大牟田を出発したいですが、それまで可能な限り巡りますよ。

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 朝から順に行きましょう。昨日は熊本市の友達の家にお世話になったので大牟田にも9時前には着けましたが、ほとんどの史跡は 9:30 オープンなので、まずは早朝でも開いてる公園から。
 かつては三池炭鉱の主力坑のひとつ、宮浦坑口の跡、宮浦石炭記念公園 です。小さな公園ですが、かつての斜坑の入口や人車、坑内で使っていた重機などが展示されてます。というか最初からこんないろいろ見られると思わんかった。

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 そして次は冒頭の写真、万田坑 です。施設や設備等が比較的きれいな状態で一箇所にまとまって残っていて、今回見た中ではいちばん力を入れて観光整備されてた感じ。これは冒頭の写真の竪坑のエレベータの巻き上げ機と制御室。パズーがうわの空で操作して親方に怒鳴られてたアレですね。建物の中までも見られると思ってなかったので嬉しい。

 今日行った各施設にはそれぞれ案内をしてくれる方が待機していて、お願いしなくともエスコートと解説をしてくださるのですが、何かしら炭鉱に関わってきた方のお話なので楽しいですね。特に鉱員だった方の経験談は面白い。でも基本おじいちゃんなので同じ話と脱線が多いのは御愛嬌。とりあえず 今日行った先々で何度も聞かされた2大重要ポイント としては、
石炭1トン掘るために水10トン出る

よく風呂でケンカするんで桶がゴム製
 有明海の下だしとにかく湧水との戦いだったのと、気性の荒い鉱員さんも多かったそうな。

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 万田坑に続いて、 宮原(みやのはら)坑。こちらも竪坑や巻上げ施設が一そろい残っていて、解説していただけます。
 それと手前に見えてる線路跡は、今日行った各坑口と港を繋いでいた 専用鉄道の跡 で、これも世界遺産登録されてるそうな。時間があれば線路跡を辿ってみるのも面白そう。
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 竪坑には鉱員さんなどを運んでいたエレベータが吊るされたままになってます。全然意識してませんでしたが、万田坑は熊本県荒尾市、宮原坑は福岡県大牟田市なんで、案内の方も微妙に対抗意識があるのか、「万田坑ではコレ外されてたでしょ?」 と得意げだったのがちょっと可笑しかった。
 宮原坑は、さっきも書いた大量の湧水の排水を主目的に掘られた竪坑だそうで、当時最新鋭のポンプを惜しげもなく配備して、やっと克服できたそうな。

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 続いては海ぎわに移動して、石炭産業科学館。こういう歴史とか技術とか要点だけまとめて学べる資料館があると助かります。それはそうと、ここのサイトの入口は分かりにくすぎると思う。
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 入ってみたら予想外に実物機材が大量展示されてて大満足。途中、擬似エレベーターみたいのがあって、 「これから地下400mの世界へ案内するよ!」 とかちゃんとそれっぽい動きと演出でテンションを上げてくれますが、出口は普通のドアで笑た。ちゃんと帰りもエレベーターで地上に帰してよ!
 写真は坑内列車ですが、池島炭鉱 の時はシーメンス製が多くて、この分野は海外の方が強いのかねーとかちょっぴり残念だったもんですが、三池炭鉱は国産が多いんですね。東芝や三井三池製作所ロゴが並びます。

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 科学館のあとは、もう一つの世界遺産、三池港
 遠浅なうえに干満差が6mもある有明海に大型の石炭運搬船が安定して接岸できるよう、パナマ運河のような閘門を備えた港です。といっても今日は満潮に近かったのか、閘門の扉とかもイマイチよく分からなかったのですが、ともあれ明治時代にこんなのを作ってたってのがすごい。
 開門、閉門のスケジュールは公開されてて結構な頻度で開閉してるみたいなので、機会があれば動くのを見てみたい気はする。
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 内陸側には簡単な展望台も作られてたので行ってみた。さっきのは海側から、これは陸側から見た写真ですが、ううーん、やっぱイマイチよく分からん。中央の閘門とは別に左右の開いてる部分は閉門時にはどうなるのかね。やっぱ干潮で閉じてる状態で見てみたいもんだ。

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 行く先々でのおじいちゃんのお話が毎度想定より長いのでだいぶ時間も押してましたが、最後に三池港のすぐ近くにある 三川坑跡 へ。産業遺産のページとかにはごく簡単な説明しかないし、あまり見る物がないのかと思えばとんでもない。むしろ最後まで使われてた坑口なのでいろんな物が生々しく残ってます。世界遺産に指定されたのは 「明治日本の産業革命遺産」 なので、比較的新しいここや最初の公園とかは含まれてないってだけですね。
 で、例によって、あんま時間ないのでー、とかやんわり断っても、「じゃあ急ぐよ!」 とおじいちゃんがエスコートしてくれますが、別にこの後の飲み会も時間厳守でもないし、面白いからまあいいや、と諦めて楽しむ事に。写真の通り、でっかい斜坑の入口とか残ってて、見ごたえは一番ある。
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 整備場とか、敷地内を縦横無尽に走る線路も残ってて、こういう工場感は好き。むしろこういう、つい最近まで実際に使われてた設備も残して欲しいけどなぁ。
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 三川坑の巻き上げ機。左のビニールがコクピットですね。明治時代の万田坑とかはレンガ作りだったのがプレハブみたいになっちゃいましたが、まあこの方が合理的ですわな。
 室内の黒板とかの日付も平成8年とかのまま残ってて、本当につい最近まで使ってたんだなぁと。


 と、時間一杯、可能な限り見て回りましたとさ。もっとアッサリ見終わって時間が余るかと思ってましたが、見ごたえありましたな。今回見られなかった場所もいくつかあるし、機会があればまた改めて。
 そして今日このあとは、学生時代に住んでた福岡県は飯塚市に行って、当時行きつけの飲み屋でしこたま飲みましたよ。GWもたけなわだし、鳥栖あたりの渋滞が心配だったものの、渋滞らしい渋滞もなくすんなり抜けられてよかった。

メシログ 5/4(木)

  • 朝食: ジョイフル 熊本御領店 モーニングハンバーグプレート (¥530)
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     学生時代はよく夜中とかに食いに行ってたもんで、ジョイフル見ると入りたくなっちゃうんですよ。ああ、安心するファミレス味。相変わらず朝とかはホールを1人で回しててタイヘンそう。
  • 昼食: ラーメン息吹 イオン大牟田店 とんこつラーメン (¥600)
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     石炭産業科学館の隣がイオンモールで、1件くらいは御当地料理とか食えそうな店があるかと思ったら、見事にチェーン店しかなかったですね。でもこれから店を探すほどの時間もないので、じゃあとんこつで。久留米〜熊本中心の店だし、まあ御当地といって問題あるまい。
  • 夕食: 学生時代馴染みの居酒屋(福岡県飯塚市) 宴会
     ご迷惑とかかけたら嫌なので名前は出さないでおきますが、なつかしいお店で学友や先生と楽しく飲みましたとさ。明日も朝から運転したかったし、今日は飲み過ぎないぞとは思ってましたが、まあ、そんなの無理すよね。飲みすぎましたとも。いつもながら料理も酒もタイヘン美味しゅうございました。また来ます!

旅のきろく 5/4(木) 晴れ

走行距離: 184.8km (計490.5km)
  • 給油: 131 x 16.42L (熊本県熊本市)
  • 高速料金: 九州道:熊本 〜 南関 ¥650 (休日割引:通常¥930)
  • 高速料金: 九州道:南関 〜 福岡 ¥1110 (休日割引:通常¥1580)
入浴・宿泊: ビジネスホテル ニューいいづか ツイン ¥7800
朝食付き、近所にコンビニあり。
洋式トイレあり、シャワートイレあり。
 駅も市街も近い訳でもなく、なぜここでやってるのかよく分からない謎の立地のホテル。でも今日宴会した居酒屋はこのホテルだけが唯一徒歩圏なので、僕らにはとても好都合な宿なのです。
 そしてここのいいところは、ネット予約とか一切対応してなくて電話のみなので、他の宿がとっくに埋まってても泊まれる率が高い。値段も妙に安いし、商売っ気がなさすぎて心配になりますが、どうかこのまま頑張ってください。
posted by ひこざ at 23:59| Comment(0) | 旅行記・散歩
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