今日1日朝から何してたかというと、起床、風呂、メシ、デッキで酒、風呂、メシ、デッキで酒、風呂、メシ、酒、と、見事なダメ人間ですが、あまりに日和が良すぎたんです。仕方なかったのです。
てことで、昨日から まじこ(愛車) と船旅に出ております。昨日の夜に東京、有明埠頭を出たフェリーは、今日は徳島に寄航しつつも丸一日洋上で、明日の朝に北九州市、新門司港に到着します。丸一日船の上って貴重な体験だよね。一度乗ってみたかったんだ。今日は晴れて波も至って穏やかだし、ほんと最高の船旅日和でした。
船旅1日目
まずは昨日の話から。週報と同じ写真ですいませんが、有明埠頭に停泊中の オーシャン東九フェリー、フェリーどうご さんです。これからお世話になります。GW、5/3の朝に到着という、まあたぶん超繁忙日なので、出航の90分前には到着してね とか指示されたし、実際90分前くらいに着いて搭乗手続きをしたら即座に船内に誘導されました。おかげで船の写真とか全然撮れなかったよ。 車両甲板はこんな感じ。この写真は船の右舷側で、左の壁の向こうには同じくらいのスペースがありますからね。ひろーい。
わざわざ自分の車で徳島や九州まで行きたい人なんて毎日そんな居るわけでもなかろうし、どちらかといえばトレーラーを運ぶついでに一般客と車も運んでる、といった感じなので、このスペース以外はトレーラーの荷台でみっちりです。 車を置いたら客室フロアへ。あれ?、客室ってワンフロアだけ?。デカイ船なのに意外。20分もあれば船内探検は終わります。そしてここで今更気付きましたね。この船には食堂がないんか!。食事は全て自販機の冷食やレトルトなのです。そのぶん頑張っていろんな商品は用意されてたけど。
それと、航海中は車両甲板へは一切入れないので、船内での生活用品は全部車から持ち出しとかんといかんのが不便ですね。でもまあ、下手に車に行けるとエンジンかけたりいろいろやらかす人もいそうだし、これで正解なのか。
船旅2日目
朝起きると船はすでに紀伊半島の近くまで。船内のモニターに現在位置とルートが分かりやすく表示されます。黒い点が現在位置ですよ。夜間は展望デッキに出られないのですが(残念ポイント)、朝になっても封鎖されたままなので聞いてみたら、今は規定よりも微妙に風が強いらしく、もう少し収まれば出られるとの事。実際、朝飯を食べてるうちに開放されてた。いやっほう外で飲むぜ!
本州最南端、潮岬沖を通過。いー天気だなぁ。1週間後くらいにまた来るよ!
これから瀬戸内海の方に入っていって、徳島港を目指します。
ここで徳島港までに見たおふねでも紹介。まずは フェリーびざん。まさに今乗ってるフェリーどうごと全く同型の姉妹船です。オーシャン東九フェリーは東京から北九州まで2日、戻って来るには4日かかる訳ですが、同型船4隻をフル回転して毎日運航してる訳ですね。すげーえ。 続いて フェリーつるぎ。徳島と和歌山を結ぶ、南海フェリー の定期船です。なんかよく見たら萌えキャラが描かれてますけど、オリジナル?。帰り道に乗る予定なので、またその時にでも詳しく。
そして着いたよ徳島港。徳島は 何年か前 に大歩危と鳴門大橋のあたりだけ行きましたが、今回の旅でも帰り道にもうちょいゆっくり巡る予定。 これから着岸する、オーシャン東九フェリー専用桟橋。奥のスロープが車の乗り込み用。ビルから生えてるのが徒歩客用。徒歩客口はビルの4階だし、やっぱ相当デカい船なんだよなぁ。ちなみに、船側としては車の乗り込み口は4階、人の乗り込み口(=乗客フロア)は5階になります。 徳島港の停泊は1時間。その間に、(1)まず徳島で降りる乗客と車を降ろして、(2)徳島行きのトレーラーを降ろして、(3)徳島からのトレーラーを積み込んで、(4)最後に徳島からの乗客と車を積み込みます。
トレーラーは荷台だけ積んでるので、一般客を降ろし終わるなり、トレーラーヘッドがモリモリ乗り込んで来ます。かっけー。 で、荷物を繋いで同じ所から出てくるのかと思いきや、船尾から出てくるんですけどね。上のフェリーびざんの写真に映ってますが、船尾に自前のでっかいスロープがついてるし、船内にもフロア間を移動できるスロープがあるので理屈は分かるのですが、狭くて急なスロープなのに次から次へと出てくるし、さすがプロですなぁ。 そして荷物を降ろした後は今度は積み始める訳ですが、積むのは逆順なのかと思ったら、乗用車用かと思ってた狭いスロープをえらい勢いで登ってきたよ。やっぱプロすげえ。 などなど、船の荷物の積み下ろしをこんなにじっくり見られるのも初めてなので見入ってましたが、全ての作業が終わるとスロープを畳んで出港です。これがまたカッコいいんよな。
GWで一般客の車も多いせいか今日は1時間以上かかってましたが、これを毎日やってるんだもんなぁ。ホントお疲れ様です。
徳島を出発した船は一路北九州へ。瀬戸内海を通るのかと思ってたら太平洋ルートなんですね。瀬戸内海の方が波が静かだし距離も短かそうに見えますが、島や船が多すぎて手間がかかるとか、スピード出せないとか、いろいろ理由があるのでしょう。天候が悪いと瀬戸内海を通る事もあるそうな。
というわけで、酒飲んで風呂入ってただけのようで、それなりに思い出深い一日を過ごせました。デッキに足投げ出して酒飲んでる時ホント気持ちよかったなぁ。あとやっぱ船に大浴場あるのが嬉しすぎる。ホントこれで食堂と生ビールがあれば最高なんだけど。
なお、デッキにベタ座りして酒飲んでる人なんて僕ぐらいでしたけどね。船内に座る場所がいっぱいあるし、そのくせデッキにベンチはないので、外で寛ぐ人はあんま居ないみたい。ベンチとか置いてくれると嬉しいんだけどね。やっぱ極力外には居てほしくないもんなのかな?。伊豆の船なんてデッキで毛布敷いて宴会してるよ?(あれもどうかと思うが)
メシログ 5/1(月)〜5/2(火)
- 5/1 夕食: フェリーどうご 自販機 チキンドリア (¥400) とビール (¥250)
上にも書きましたが、オーシャン東九フェリーには食堂がありません。食事は自販機の冷凍食品、レトルト、カップ麺などになりますが、特に冷食は種類が充実してるので、同じ物ばかりで飽きるって事はなさそうですね。とりあえず出航記念ディナーはチキンドリア(冷食)にしてみましたが、まあ、予想を一歩たりとも外さない味。
それはそうと、ビールがほぼドライ一択 なのが不満だなぁ。よっく探したら一応モルツも売ってたけど、なぜか500缶だけ(¥350)。 - 5/2 朝食: フェリーどうご 自販機 カツサンド (¥400) とコーヒー (¥150) 冷食のカツサンドって初めて。味はまあ、不味くはないけど、なんというか、喜びがない。あとコ−ヒーが缶かインスタントしかないので、SAとかに置いてある、その場で挽いてくれる自販機とか置いてあると嬉しいけど、あれメンテ大変そうだもんな。
- 5/2 昼食: フェリーどうご 自販機 徳島ラーメン (¥170) 徳島入港も近いし、ご当地メニューといきましょう。徳島ラーメンとは、豚骨醤油スープで、甘辛く煮つけた豚の薄切り肉が乗ってるのが特徴、だそうです。で、味はというと、うーん、よくあるカップラーメンとしか言いようがない。確かに肉は入ってた。
- 5/2 夕食: フェリーどうご 自販機 塩ホルモン (¥700) とビール (¥250) 船内最高額メニューですよ!。2種類だけあるプレミアム扱いの冷食のうちの1つです。もう1つのハンバーグ (¥600) がご飯付きぽかったのでこっちも付いてるのかと思ったら肉だけだったよ。味は美味かったけどホルモンのみ700円って強気だなぁ。徳島か北九州の名物なのかと思ったら、ホルモン熱田(埼玉)だそうで、関係ないすね。
旅のきろく 5/1(月) 晴れ ・ 5/2(火) 晴れ
- 走行距離: 67.7km (計67.7km) + フェリー 約1140km
- 高速料金: 首都高湾岸線:幸浦 〜 首都高川口線:臨海副都心 ¥1070 (通常)
- オーシャン東急フェリー: 東京 〜 新門司 ¥32190 (車両4m未満+運転手)
- 入浴: フェリーどうご 大浴場
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露天なし、ロッカー無料、シャンプーあり、ドライヤーあり。
ああ、船の中に風呂があるって素晴らしい。しかもオーシャンビュー。よく乗る伊豆や小笠原への船はシャワーしかないし、脱衣スペースも超せまくて全然癒されないのですが、脱衣所も広くてキレイで冷房キンキンで冷水機まであって快適すぎるので、スキあらば風呂ばっか入ってましたよ。
なお、今回はほぼ揺れない最高の航海でしたが、揺れてる時に湯船に入るとお湯の動きに翻弄されて酔うと思います。 - 宿泊: フェリーどうご 二等船室
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朝食可(自販機)、洋式トイレあり、シャワートイレあり。
オーシャン東九フェリーは乗船時間が長い事もあってか、2等船室も全員プライベートベッドです。各自のベッドにコンセントもあるし、篭りたければずっと篭ってられますが、寝台内への直接の空調はないので、閉めてるとちょっと暑苦しい。
感心したのは、共用スペースにかなり多めに椅子や机が用意されてるので、結構混んでた今回の便でさえ、食事するのに座る場所もないとかいう事もなかったし、お一人様向けのコンセント付きの机が多数用意されたのでPCとか使いやすくて助かります。さすがイマドキの船といったところか。
で、こんだけイマドキの船なら船内 WiFi とかもあるんじゃ?とか期待してましたが、それは今でも無理みたい。ネットは携帯の電波が届けば使えますが、沿岸を航行中ならまず問題なく使えてたので、使えなかったのは陸から離れる駿河湾・伊勢湾沖くらいじゃないかと。鉄の船なので窓のない室内だとキツいですが、窓がある場所でならだいたい使えた感じ。