なお、大間といったらマグロが有名ですが、早朝過ぎてほとんど店やってないし、そもそも魚介にあまり情熱がない人なので、さらりとスルーで。
ということで、まじこ(愛車) と青森旅行3日目。今日は下北半島の西側をひとまわりです。
大間を後にして、青森の定番の観光名所の一つ、仏ヶ浦 に観光船で上陸です。断崖絶壁の下にある、真っ白な奇岩群ですね。陸側からも行けるけど、結構な落差を登り降りせんといかんので、海からの方が楽だしガイドもしてくれるし面白いと思う。
特徴のある岩にはそれぞれ名前がつけられてて、例えば上の写真の真ん中なんて、すごく分かりやすい鷲の形ですよね。 仏ヶ浦と呼ばれてるところ以外にも白い崖はあるんだけど、できた時期によって色が違うんだそうな。確かに、よく見たら場所ごとに崖の色がくっきり分かれてて面白い。
で、優雅な観光船のあとは、下北半島の西岸のえらい狭い峠道をさんざんうねうねした挙句、またダムですよ。今回はダム巡りはほとんどしないけど、通り道に気になるダムがあるなら行きますよ。
これは 川内(かわうち)ダム。高さ55mの割とオーソドックスな重力式ダムですが、なんとこのダム、本州最北端のダムなのです!。‥‥うん、ダム的には割とどうでもいいポイントですね。いっそダムも東西南北端を極めてみようかね。結構難易度高そうだなぁ。
そしてダムの後は今日のメインイベント。海上自衛隊、大湊地方総監部 でございます。これで地方総監部コンプリートだぜ!、といっても総監部にはイベントでもないと入れないけど、常設の資料館、北洋館を見学。旧海軍では士官の社交場だった建物らしいですよ。 で、てっきり北洋館を見ておわりかと思ってたら、ここ数年で物産館やら展望台やら急ピッチで整備しているらしく (北の防人大湊)、基地や湾内が一望できる立派な展望台ができてたので堪能。
この写真だけじゃ分からないけど、今日港に居たのは、まきなみ、はまぎり、せとぎりと、あとはよく見えなかったけどあぶくま型とひうち型かな? そして基地の街といえば 毎度恒例、かつて基地のため作られたの軍用の水源がすぐ近くにあったので見てきました。ちっちゃいアーチがかわいらしい。 他の軍港の街のレンガ倉庫のように、大湊にも旧軍からの丈夫な建物はそのまま残ってて、これまた最近になって観光施設として活用しはじめたらしい。この建物は士官の官舎だったらしいけど、気候に耐えるためにえらい頑丈そう。結構大きい建物だけど、これで2世帯らしいですよ。贅沢な作りだなぁ。
大湊のあともまだ続きます。原子力船むつの博物館、むつ科学技術館 にやってきました。このものものしいのは何かというと、原子力船むつの原子炉です。現物です。むつの試験は一通り終わって、今は船体は別の船として使われているので、使わなくなった原子炉だけここに置いてあるんですね。
もちろん、一度使った原子炉なので、中は結構な放射線量でしょうが、もともと周囲に漏らさないための隔壁ごと置いてある訳で、近付いても問題ないはず。 でですね、なんと窓が開いてて中まで見えるんですけどね。放射線を防ぐ鉛入りの分厚いガラスなので問題ないらしいです。そこまでして見せてくれるってのがすごい。中のパネルとかどうやって置いたんだろう。 続いてこれまた本物の、機関室の操作パネル一式。すげえ!。原子炉だけでも複雑なのに、船の機関制御まで混ざってて何がなんだかさっぱりわからん!。これを間違わず操作するってすごいな。 パネルのスイッチは触り放題なので、子供らに混ざってガチガチいじりながら眺めてたら、ものすごく分かりやすいスイッチ発見!。鍵付きとはいえ、本物で唐突にコレひねったらどうなるんだろう。
などなど、今日も見たかった物はコンプリートできたので、余った時間で、むつ市を一望できる 釜臥山の展望台 へ。天気はあいにくの曇りだったけど、低い雲はかかってなくてよかった。 展望台は釜臥山の山頂のちょい下にあるんですが、その山頂にはえらい巨大なアンテナが建ってます。自衛隊のミサイル防衛用のレーダーらしいですよ。ドームが亀っぽいので地元の人は ガメラレーダー と呼んでるらしいです。
これがあるので釜臥山の山頂付近は自衛隊の敷地なのですが、わざわざその中に展望台を作って、夜景も見れるように夜遅くまで開放してくれてるってのがなんかすごい。
メシログ 8/16(日)
- 朝食: 持参したパンとカップスープ
- 昼食: 道の駅かわうち湖 高原ざるそば(やまめ唐揚げ付き) (¥720)
ここも基本的にそばとかラーメンとか無難なメニューなのだけれど、やまめの唐揚げ付きのセットがあったのでそれで。実はやまめ食うの初めてなんだけど、頭まで香ばしく揚がってててタイヘン美味かった。何気にこの旅で一番心に残った美味さ。
謎のハサミが何するか分からんくて聞いてみたら、うずらの卵を割るためのハサミなんてあったのね。 - 軽食: 道の駅かわうち湖 黒豆ソフト (¥300) それと気になったので黒豆ソフトも堪能。豆の風味もあいまって、とてもこってり。
- 夕食: 石神温泉 味噌貝焼き定食 (¥900)
観光客向けのメシ屋ならまず置いてある、定番の郷土料理らしいのだけれど、いまだ苦手な魚介も多いので敬遠してたんですが、やっぱ気になるので食べてみた。
でですね。タイヘン申し訳ないのですが、やっぱどうしても口に合わない食べ物はあるという事がよく分かりました。魚介の中でもクセのあるのが揃って入ってる感じ。自分で頼んだ物は残さない性分なので頑張って食べましたが、キツかった。
あと、卵の使い方を根本的に間違えたね。卵をくぐらせて食べてたけど、卵でとじるのが正解らしい。ずっと火ついてるし焦げそうだからそれはやっちゃダメかと思ってた。
旅のきろく 8/16(火) 晴れときどき曇り
- 走行距離: 206.9km (計1367.8km)
- 給油: 115 x 17.98L (青森県むつ市)
- 乗船: 仏ヶ浦観光船 佐井港−仏ヶ浦 往復 ¥2400
- 入浴: 石神温泉 ¥450
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露天あり、ロッカーなし(フロント預け)、シャンプーなし、ドライヤーあり。
なんというか、昭和の温泉保養センターって感じ。あったら面白い物をノリでどんどん置いちゃってる感がたまりません。結構遅くまで食事できたり、コインランドリーが異様に安かったり、何かと助かりました。でもロッカーはちゃんと直して欲しいです。
温泉は色も濃くていかにも効きそうな感じ。露天風呂の庭が妙に広いので景色を見に行ってみたら、外の道路からオープンすぎてちょっと笑った。 - 宿泊: 岩屋ゆとりの駐車帯
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朝食不可、近所にコンビニなし。
洋式トイレあり(だれでもトイレ)、シャワートイレなし。
ここ数日、どうも泊まりたい近所に道の駅がない日が続いてて、また孤独の駐車帯です。さあ、昨日にも増して人っ気が全くないですよ!。しかも台風前の大雨ですよ!
こんだけ雨降ってれば虫も少なかろうと思ったら謎の羽虫がやたら飛び交ってるので、雨のなか網戸 (こんなの) をつけたもんですが、雨がひどすぎて網戸を挟んでるドアの隙間から夜中に雨漏りし始めてプチ修羅場。でもこの日に限らずどこも蚊や羽虫が多くて、網戸を持ってて助かった。
と、雨のせいで道路の音とか気にもしてませんでしたが、車通りは少ないので夜は静かなんじゃないかと。でもすぐ近くに大きな工場があるし、運が悪いとトラックが寝にくるかも。