という訳で、まじこ(愛車) と青森観光2日目。昨日は津軽半島、明日からは下北半島なので、今日はその間に位置する青森市街の観光がメインですね。
いつもは車旅行の時は市街地には近付きもしないんですが、青森駅前は見たいものがたくさんあるので、今日は車は駅前の駐車場に置いて、徒歩で観光です。
アスパムさんの続き。横から見ると薄すぎてなんか不安になるのもアスパムさんの魅力だと思います。周囲は海浜公園だけど、いろんな物が三角形で、どんだけ三角形が好きなんだよと。 アスパムさんの展望室からベイエリア。船は青函連絡船、八甲田丸。
なんかすごい立派なベイブリッジがかかってるんですけど、その下のベイがほとんどないんですよね。埋め立てた方が早かったんじゃね?と思ってしまうんだけど、実は越えたいのはベイじゃなくて線路だったんですね。なるほど納得。徒歩でも橋の見晴らしのいい場所に簡単に行けるようにわざわざ階段までついてたり、やたらサービス満点。
で、続いて 八甲田丸 です。青函連絡船はとっくの昔に廃止されてるので、この船は記念に残して博物館になってます。同じく函館にある摩周丸、お台場にあった羊蹄丸は前に見学したので、青函連絡船見学は3隻目。でも今までで一番見たいものがいろいろ見れたので、かなり感激。 感激ポイント1。車両桟橋から八甲田丸。ペンキ塗りたくったりせず、線路もそのまま残してある感がすごくいい。船に列車が載っていくところを一度は見てみたかったなぁ。 感激ポイント2。煙突展望台。まず煙突を展望台にするって発想に意表を突かれたけど、登るために中に入ると、煙突内の配管は割とそのまま残してあって、煙突の中ってこうなってんのかと感心。8つのエンジンからの排気管が入り組んでて心が躍る。 感激ポイント3。車両がちゃんと置いてある車両甲板。あんま摩周丸とか羊蹄丸の事は覚えてないんだけど、確か車両甲板は別な展示に使ってて、車両とか設備とかは置いてなかった覚えが。船内は銀色に塗られてたけど、当時もこの色なのかね。 感激ポイント4。エンジン。青函連絡船はとにかく車両甲板を広くとりたいので、エンジンルームの高さを抑えるため、低出力だけど小さいエンジンをたくさん並べてパワーを確保してたんだそうな。
と、八甲田丸がよすぎたんで時間が押しぎみになってきましたが、駅近辺の観光はここまでで、続いてすぐ近くにある、三内丸山遺跡 に行ってみました。
正直言うとそれほど興味はなくて、でもホントすぐ近くにあるのでじゃあ行くか、くらいの気分だったのですが、なんですかこの壮大な建物は。しかも入場無料。えらい力入れてるんですなー。 ここには縄文時代に大規模な集落があったとのことで、竪穴式住居の跡が多数みつかったのですが、普通の遺跡見学施設だったら住居の柱の跡とかを見て終わりと思うのですが、ここでは住居の跡を踏まえて、実際に再現してみてるんですね。まさに村。
毎年1軒くらいづつ、いろいろ工夫しながら建ててるみたいなのですが、今日は非常に暑かったので、家の作りによって断熱性が全然違うのがよく分かって面白かった。 で、とにかくいろんな住居の跡があるのですが、一番大きな柱の跡や、その下の土の圧縮具合などから計算して再現したところ、当時こんなのが建ってたらしいですよ?。マジですか?。どうやって3階の横棒とか持ち上げたんですかよ?
その他、貴重な遺跡は保存状態をよくするため現場ごとに専用のドームで覆って常時温度や湿度が管理されてたり、とにかく力が入ってるなーと驚きの連続。今日はあまり時間がなくて速足だったけど、また落ち着いて見にきたいかも。
といったところで、ここまででだいたい13時。あとは明日の朝イチから全力で下北半島を観光するため、むつ市まで100kmほど歩を進めます。ここは途中に寄った 夏泊半島の先端、夏泊崎大島。
地図を見てもらえば分かるかと思いますが、もはや青森県の形どおりに巡る事が目的と化してます。道が細くてちと大変だった。
そして今日の終点。恐山。べつにご先祖を呼んでもらいたい訳じゃないし、一回りするだけなので1時間ほど。湖のほとりの真っ白な砂浜がキレイだった。まさに名前通りの極楽浜。入場するときに入口で売ってた 合掌霊場アイス が出た時には閉店してたのが最大の心残りか。
それにしても、出発前の予報では今日は曇りだったけど、今日も晴れてよかったよかった。
とか言ってたら、台風がまっすぐこっちに向かって来てるんですけどね。今から帰っても台風に突っ込んでいく事になるので、こっちでなんとかやりすごしますさ。
メシログ 8/15(月)
- 朝食: 持参したパンとカップスープ
- 軽食: A-FACTORY(青森駅前) にんにくコーラ (¥300)
駅のすぐ近所にある、青森全体の物産館とメシ屋が集まったオシャレな施設。この時はまだ直後にメシ食うつもりじゃなかったのでメシ屋はよく見なかったのだけど、今思えばここの方が美味しい物が食べられた気がする。
すごい気になるコーラ見つけたので買ってみたけど、結構にんにく攻めてきます。 - 昼食: つがる路(青森駅内) 牛バラ焼定食 (¥1000)
上の A-FACTORY から 100m も離れてないのですが、その 100m の間に 「ちょっと早いけど先にメシ食っちゃうか」 と急に心変わりしたので、ちょうど目の前にあった、青森名物料理は一通りありますよ的なお店で食べる事に決定。
で、なんか青森に来てから牛バラ焼というキーワードをよく見るので食ってみましたが、三沢から十和田あたりのB級グルメ らしい。説明に書いてあるとおり、甘めのタレの牛バラ野菜炒めです。ご飯が進みます。 - 夕食: 桑畑温泉湯ん湯ん 布海苔ザルそば (¥350) 恐山からここまで、道の駅とかもないし、メシ屋を探すのが難しそうな地域なのだけど、温泉施設でメシ食えるらしいのでそこで食う事に(食事は19時まで)。メニューはカレーとか麺類とか無難なのばかりだけど、せめてもの布海苔そばで。つーか¥350って安ッ!
旅のきろく 8/15(月) 晴れ
- 走行距離: 215.9km (計1160.9km)
- 給油: 115 x 17.70L (青森県青森市)
- 駐車: タイムズ青森駅前 ¥700 (¥100/30分)
- 入浴: 桑畑温泉湯ん湯ん ¥400
-
露天あり、ロッカー無料(貴重品のみ)、シャンプーあり、ドライヤーあり。
恐山〜大間のあたりはホント温泉だらけです。当初の予定では少し手前の下風呂の温泉街で風呂に入ってその辺で泊まりたかったけど、下風呂は車中泊しやすそうな場所がなかったのと、この施設なら一緒に食事もできるので、こっちに決定。食事は19時までなので注意。
高台の露天風呂から海が一望できて、遠くの漁火がキレイで思わず長湯。 - 宿泊: 桑畑ゆとりの駐車帯
-
朝食不可、近所にコンビニなし。
洋式トイレなし、シャワートイレなし。
もう少し頑張って大間までいけば 便利すぎるキャンプ場 があるんだけど、風呂の後はやっぱ心が緩むしあまり無理に走らない事にしてるので、無難にすぐ近くの駐車帯で。
道路沿いだけど車はそれほど通らないから音は気にならない。周囲に人っ気が全くないし、そのくせ街灯のせいで駐車してるとエライ目立つので、一人が不安な人にはオススメしません。トイレはかなり古くてキレイとは言えないけど一応水洗だし、中にゴミひとつ落ちてないしペーパーは三角折りされてるしで、ちゃんと管理されてるのが分かって逆に安心した。