うっわ、ねぷたすげえよ!でけえよ!
と、青森県は五所川原市、 立佞武多(たちねぷた)の館 からひこざです。仙台の実家への帰省ついでに、今日から まじこ(愛車) と青森観光スタートです。今日は龍飛崎まで行く予定だったので、たまたま通り道にあったねぷた博物館にもついでに寄ってみたのですが、なんか予想外に凄くてもう、今日一番の思い出です。あのね、写真じゃよくわからんと思いますけど、下の暗がりに人が映ってるのを見てもらうとわかりますが、高さが20m以上ありますからね。ガンダムかよ。で、その20mがすっぽり入る巨大ホールをわざわざ作って展示してるんですが、
何がすごいって、祭りの時はこの立派なホールの壁がガバっと開いて、それこそロボットアニメとかスペースシャトルのごとく出てくる訳ですよ。うわ、失礼ながら今まで全然興味なかったし、行ったら人混みとか超キツそうだけど、ぜひ祭の当日ナマで見たい!。これは見たい!
なお、最初の写真を見てのとおり、ねぷたの周囲にはらせん状に見学通路があるんですが、出陣の際はその通路も邪魔にならないようにはね上がるらしいですよ。うわ見てえ! で、1台置いてあるだけでもすごいんですが、ホールには過去3年分のねぷたが保存されてます。この方は今年の新作さんらしいです。下からだとちょっと怖いですが、正面からだとなかなかの美人さんです。毎年1台新作を作って、祭では3台体制でねり歩くらしい。
などなど、ねぷたのインパクトがすごすぎたので順番がバラバラになりましたが、今朝は最初は 弘前城 からのスタートでした。桜がキレイで有名なお城ですね。
この天守閣は江戸時代から現存の由緒正しい建物なのですが、なんというか、芝生の真ん中に唐突に建ってるし、何かしっくりこない絵面ですよね。 実は元々はこの石垣の上に建ってたんだけど、地震などの影響でだんだん石垣が歪んできていて、このままだと天守閣ごと崩れてしまうので、石垣をすべて組み直すため、まずは上の天守閣だけを一時的に移動し終わったとこだそうですよ。
そんなん聞くと今の技術すげーなーとか感心してしまうんですが、説明を読んでたら、明治あたりにも一度同じように天守閣の移動と大修復をしてたんだそうな。職人すげえ! 天守閣の中も現在の仮の位置のまま見学できるのですが、移動時に念のために補強の鉄筋を入れたらしく、不思議な光景に。これも工事が終わったらまた何事もなかったように復元できるよう考え抜かれてるんだろうなぁ。完了後にまた見に来たい。
弘前城のあとは最初のねぷた館に行って、そのあとは津軽半島の先っぽ、龍飛崎を目指すのですが、その途中にあるへんな建物、木造(きづくり)駅 でございます。うわあ、変な建物だ。電車が来ると目が光るらしいですよ。その名も 「いらっしゃいビーム」!
あ、一応言っときますが、ここちゃんと土偶ゆかりの地ですからね。駅長の趣味じゃないですよ?
もうひとつ寄り道、津軽半島の西側の海際にある神社、高山稲荷神社の千本鳥居でございます。地図上は海際ですが、ここいら一体うっそうとした原野で、海は一切見えません。
ちなみに最初に見た時、神妙になるってよりは、何かシュールな光景を見てしまったような微妙な気分になったものの、失礼なので伏せてたのですが、調べてみたら皆似たような感想で安心した。あ、でも山の上の本殿はちゃんと厳かで、神妙な気持ちになります。
そしてやっと今日のメインイベント、龍飛崎にある 青函トンネル記念館 にたどり付いた訳です。青函トンネルの本線の入口はもっとだいぶ内陸の方にありますが、トンネル工事をした時にはじめに下向きに掘った斜坑はここにあるので、ここからケーブルカーに乗って下まで行けるのです。
以前、北海道新幹線が走るまでは、青函トンネル内に2つの観光用の海底駅があったのですが、その青森側、竜飛海底駅とだいたい同じ場所まで行く感じですね。 今まで何度か鉱山見学には行きましたが、鉱山の本物の坑道はいくらなんでも深すぎて危なすぎるので、見学できるのは地上近くに再現した観光用の坑道な事が多いのですが、ここは実際に青函トンネルの深さの作業坑道まで降りていくので、なかなかドキドキします。
が、さすがお盆の休日。ケーブルカーには満員電車並みに詰め込まれるので、なんか暑くて汗臭いちょっと残念な思い出に。でもまあ、ある意味リアル体験? 作業坑道内はこんな感じ。鉱山とちがって、ずっと使い続ける前提で作られてるしメンテもされてるので、整理されててキレイですね。さすがに新幹線とか見えるところまでは連れて行ってはくれません。やる事は他の鉱山見学とかと同じ、当時の機材を見たり、掘削技術の説明を見たりです。
ということで、いっぱい走って日も暮れてきたので、あとは龍飛崎をぶらぶらと。先っぽですから、もちろん灯台にはいきます。高台にあるので、景色がきれいだった。
龍飛崎名物、階段国道。地図上では龍飛崎をぐるりと回るように国道が走ってますが、崖が急すぎて車道を作りようがないので、一部階段なのです。昔からマニアには有名だったらしいですが、これを見に来る人も多いので、むしろ地元の要望で階段のまま観光地 にしてるらしい。
メシログ 8/14(日)
- 朝食: 岩手山SA下りフードコート 盛岡じゃじゃ麺と半チャーハン (¥780)
フードコートと売店は24時間営業なので、できたての暖かい朝飯が食えますよ。極力ご当地っぽいのを選んだら、朝から重たいメニューに。じゃじゃ麺だけで売ってくれよ。
ジャージャー麺を期待してたら麺がうどんで意表を突かれましたが、違う料理だったのか!。個人的には硬めの中華麺の方が好きだけど、これはこれで旨い。 - 昼食: 市場中食堂(立佞武多の館となり) 濃厚にぼしラーメン (¥700)
立佞武多の館の隣に一見スーパーみたいな魚市場があるのでそこで昼食。定番は どんぶりご飯だけ買って、周りの魚屋で好きな魚をチョイスする海鮮丼 らしいのだけど、最近まで魚嫌いだった人にそんな高度なメニュー無理なので、もうひとつの名物、にぼしラーメンで。
あっさりとこってりがあったので、何の迷いもなくこってりにしましたが、天下一品並のこってりでした。スープ旨くて全部飲んじゃった。 - 夕食: お食事処たっぴ(龍飛崎) 海藻三種のせラーメン (¥930)
またラーメンか!。だってメニューが海鮮丼 (たぶん容赦ないやつ) か麺類の二択なんだもん。そして周囲に他にメシ屋ない。なので地海苔のせラーメンにしたのですが、予想以上に乗ってた。左上ふのり、右上岩のり、左下あおさです。全て龍飛産。あとホタテ。
たぶんごく普通の醤油スープだと思うのですが、海苔と混ざってとてもいい風味になってたので、これまた全部飲んじゃった。
旅のきろく 8/14(日) 晴れ
- 走行距離: 297.7km (計945.0km)
- 高速料金: 東北道:泉 〜 東北道:大鰐弘前 ¥3730 (深夜割引:通常¥5330)
- 給油: 126 x 22.00L (東北道:岩手山SA)
- 駐車: 弘前文化センター駐車場(弘前城) ¥200 (¥100/30分・1時間無料)
- 駐車: 立佞武多の館駐車場 ¥0 (¥100/30分・入館で2時間無料)
- 入浴: 蓬田村ふれあいセンターよもぎ温泉 ¥350
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露天なし、ロッカー無料(貴重品のみ)、シャンプーなし、ドライヤーあり。
津軽半島の東側は何気に温泉施設がいくつもあって、風呂には困りません。古くからの温泉街というよりは地域振興で作ったような温泉施設が多くて、ここも地域の人が集まるスーパー銭湯的な施設。正直言うとあまり印象に残ってないのだけど、まあ普通に快適だったという事でしょう。 - 宿泊: 観瀾山公園やすらぎの駐車帯
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朝食不可、車で5分ほどにコンビニあり。
洋式トイレなし、シャワートイレなし。
今日走ってて思いましたが、青森って海沿いにキャンプ場がいっぱいあるのな。盆休み中だし、どこもテントだらけで大賑わいでした。上の温泉のすぐ近くにもトイレ付きの駐車帯があったのだけど、キャンプの人が多すぎて居心地悪そうだったので、少し戻ったこちらの駐車帯で宿泊。こっちもキャンプの人は多かったけど、さっきよりは静か。道路沿いだけど海側に止めれば音は気にならないし、そもそも車ほとんど通らない。
今回の旅は駐車帯での車中泊が続きますが、青森はトイレ付きの立派な駐車帯をあちこちに整備してくれてて助かりました。付近に案内板も立ってて分かりやすいし。