今メインで使ってる開発用PCは Win10 の最低用件を微妙に満たしてないのか、あの狂気じみた勧誘も出ないし、このまま Win7 のまま使い潰すつもりなのですが、ウチには他に Win8 のノートが2台あるんで、そいつらは Win10 にしてまう事にしました。Win8 の、あの、見るたびに作業と思考が中断されるスタート画面がホント心底マジキライ なので、あれよりは Win10 の方が遥かにマシ。
で、2台のノートの片っぽの方はごくオーソドックスな UltraBook だし、特に何の苦労もなくクリーンインストールできたんですが、もう片っぽはタブレットタイプなので、微妙にめんどい、というか、そもそも買った当時もいろいろと工夫が必要だったんだけど、それ書き留めてなくてまた同じ事を調べるハメになったので、今度こそ自分のために覚え書き。
タブレットに Windows10 クリーンインストールの要点
今回 Win10 にアップグレードしたタブレットは ASUS の TransBook T90 Chi。キーボード込みでも700g台の、軽さと安さに全パラメータを振ったような機種です。おとなしく上書きアップグレードでもよかったんだけど、ASUS 機の初期状態って得体の知れないツールが動きまくってて好きじゃないんよね。なのでクリーンインストールで。要点だけまとめると、
- シャットダウンした状態から、ボリューム下げボタンを押しながら電源を入れるとBIOS設定 や起動ドライブ選択メニューが出る。
- 付属のBTキーボードでは BIOS メニューの操作はできない。一応タッチやボリュームボタンでも最低限の操作はできるけど、USBキーボードとかの方が楽。なお、T90Chi にはマイクロUSBが1つしかないので、タブレット対応のUSBハブが別途必要。
- クリーンインストールする場合、インストールイメージをDVDやUSBメモリに入れて、それでブートさせる事になるので、どのみちUSBハブは必須。DVDでやる場合は、外部電源付きのハブでないと電力足らない。
SDカードからブートできればいろいろ楽なんだけど、BIOS設定にもSDをブートドライブにする設定とかないし、できない模様。 - うちの T90Chi に元々入ってるのは Windows8.1 の 32bit版。もう片っぽの UltraBook には 64bit 版を入れたので、こっちも同じDVDでインストールしようとしたら、なぜかDVDからブートできない。
で、試しに起動した状態でDVD読ませてみたら、T90Chi には64bit版はインストールできない とのこと。できたとしても別ライセンスになるらしいので、あきらめて32bit版のインストールDVDを作り直したらブートできた。
DVDブートしてからセットアップで拒否られるならともかく、64bit版のDVDだとブートすらできないってのはどんな仕組みなのよ。 - クリーンインストールする場合、少なくともうちの2台のノートについては、インストール中にライセンスキーの入力は求められなかったし、インストール後も何もしなくても認証されてた。
正確なところは分からんけど、BIOSかリカバリパーティションかどこかにプリインストールのライセンスキーが書き込まれてるようで、それを自動的に認識してる模様。
それはそうと、今回はじめて気づいたけど、最近のWindows機って、本体とか付属品とかにも一切OSのライセンスキー書いてないのな。
ちなみに、もう片っぽの UltraBook の時は、もちろんインストール直後は全然ドライバとか足らん状態なんだけど、30分くらい経ったらいつのまにか勝手にネットからドライバ探してきてインストールまでされてて、Win10 怖えよって思った。
ということで、Windows10 のインストールについてはここまで。以後は T90Chi を普通のノートPCとして使うための工夫の覚え書き。
Winタブ使えねぇ‥使えねぇよ‥
Windowsタブレットを買う人の大半って、Windows として使いたいから買うんだと思うんですが、実際使ってみるとわかりますが、普段PCでやってる事をそのままタッチ操作でやろうとすると叩き割りたくなります。まずエクスプローラーからして細かすぎて無理。かくいう僕も完全に、小さくて軽いノートPCとして買ったクチなので、買った日のうちに絶望感を味わったもんですが、そこに救世主が。 要するに、タブレットの画面全体をノートPCのスライドパッドにしてしまう という、いきなりタブレットを全否定するようなツールなのですが、これだけでビックリするくらいちゃんと Windows として使えるようになります。このツールなかったらこのタブレット速攻で売ったもん。ほんと神。
今日久々にダウンロードしようとしたら最新版がストアアプリ専用になってて動揺しましたが、旧版も残されてて助かった。いまだにストアアプリ一度も使った事ない。
でもこのツール、普通に使う分には問題ないんですが、Windows の UAC ダイアログが出た時とか、たまに効かなくなるシーンがあるんですよね。で、Win8 の頃は、あの忌まわしいスタート画面でだけ使えなくて、それがまた Win8 へのヘイトを増幅してたんですが。
Dドライブが欲しいんです
昔からの習慣なもんで、データはDドライブに置かないと気持ちわるい人なんですが、T90Chi のストレージは 64GB (リカバリ領域とか除くと50GB弱) しかないんで、それを2つに分けちゃうとCドライブもDドライブも心許ないサイズになります。さてどうするかねと思って調べてみたら、Cドライブの特定のフォルダを別のドライブとしてマウントできるらしいので、やってみたら全くもって理想的な仕上がりに。 前半の subst だといろいろと使い勝手が悪そうだけど、後半のレジストリに設定する手法はホント完璧。ありがてえ。ありがてえ。
一応、こちらのページがなくなったら後で困るので具体的にメモっておくと、
例:C:\DataDrive を D: ドライブにしたい場合 HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Control/Session Manaager/DOS Devices に文字列値を追加 [名前] D: [データ] \??\C:\DataDrive
BTキーボードがウ●コになってもうた
元の Win8 の頃からこんなだったか、今となってはよく覚えてないんですが、再インストールしてからというもの、付属のBTキーボードが叩き割りたいほどムカつく動きになりました。まず、キーボードが省電力待機の状態から何か入力を始めると、起きて画面に文字が表示されるまで1秒くらいかかります。で、押さずに放っておくと5秒くらいで寝やがります。そして極めつけに、しょっちゅうキーが超連射されます。まるで使い物にならない。
インストール直後はホント故障したのかと思いましたが、まずはチップセットドライバとBTドライバを入れ直した時点で大分マトモはなりました。でもやっぱ寝起きが悪い。
で、調べてみたら、なんかそもそも、WiFi と BT って電波的に相性が悪いらしくて、WiFi のドライバに、それをいい感じに調停してくれるはずのテクノロジーが入ってるらしいんですが、そいつのせいで調子悪くなるらしい。なんだそれ。 正解は、デバイスマネージャで WiFi のドライバのプロパティ開いて、詳細設定の 「Bluetooth Collaboration」 を 「Disable」 だそうです。何がコラボレーションだよコンチクショウ。この解決法を最初に見つけた人もよく気づいたなぁ。