こないだ に引き続き、自衛隊観艦式に合わせた FLEET WEEK との事で、また横浜まで護衛艦を見にきました。先週も大さん橋でいずもさんに乗ったのですが、少し離れた赤レンガ倉庫の近く、新港ふ頭でも艦艇見学をしてたので、今週はそちらに。先週は時間がなかった。

　新港ふ頭に待ち構えるのは、潜水艦救難艦 ちはやさん（左）と、訓練支援艦 くろべさん（右） です。いずもさんや、きりしまさんみたいな最前線で戦う船とは一味違う、心強い裏方さん達ですね。だからこそ艦艇見学できる機会も少ないので、ぜひ行きたかったのだけれど。

　まずは 潜水艦救難艦 ちはやさん。潜水艦が万一深海で身動きがとれなくなった時に、この小さな潜水艇で乗員を直接助けに行きます。この潜水艇と巨大クレーンのおかげで、横から見ると、巨大な箱に穴が開いてるような超目立つシルエットなので、遠くからでも一目で分かります。 　潜水艦格納庫から。広ッ。天井高ッ。今日は運よく艦橋まで見せてもらえたので、ここから艦橋まで階段で登っていくのだけど、３フロア分登ったもん。 　艦橋内。写真は撮ったけど人だらけで載せにくいので、軍艦らしいダメージ表示盤でも。なんか見てるだけでドキドキする。 　続いて、並んで停泊中の 訓練支援艦 くろべさん へ。
　外からだとあまり特徴のない船なのですが、他の艦が対空迎撃訓練をするために、敵に見立てた標的を飛ばして操作するための艦です。で、これがその標的機。ジェットエンジンの高性能ラジコンですよ。90分も飛ぶそうな。
　で、これを毎度撃墜しちゃうん？と思ったら、実際には直前でよけるようにできてるらしく、何度も再利用するらしいです。たまに当たっちゃてバラバラになるらしいけど。 　船から降りて、改めてちはやさんを眺めると、この無骨なゴチャゴチャっぷり、いいなあ。この全てに意味があると思うとワクワクする。

　普段見られない船を見たあとは、すぐ近くの赤レンガでやってる オクトーバーフェスト で一杯やっていこうと思ったのだけど、すぐ隣は海上保安庁の基地なので、巡視船 しきしまさん をパチリ。フランスまでプルトニウムを運ぶ際の警護のために作られた、世界中どこでも行ける大型巡視船。でかいぞ！強いぞ！

　そして敷地内には、数年前に騒ぎになった 不審船の展示館（現物）があるので寄ってみたけど、漁船をちょっと強化した程度かと思ってたら、 どう考えても最初から何かやらかすために作られた、本気の工作船でした。船員の居住区ほぼナシってのもまた、あの国らしい。

　で、オクトーバーフェスト行って、まー休日で混んでるし、立ち飲みで３杯ほどひっかけて気持ちよくなったところで、赤レンガから遠くに見える大さん橋と、停泊中のいずもさんを眺めてたら、また近くで見たくなって来ちゃったんですけどね。

　しばし眺めて、さあ帰るかと歩き始めたところで、通りでおっちゃんが何か客引きしてたんですよ。湾内クルーズ遊覧船らしい。まー楽しかろうけど、今日は別にいいかな、と思って通り過ぎる間際、 おっちゃん「対岸に停泊中の、おおすみやましゅうの近くにも‥‥ 　ハイ食いついた！。今ここで乗らない理由が見当たらない！。つーかなんで今日この状況で、定員40人の遊覧船に並ばずホイホイ乗れるのか理解できない。横須賀港クルーズなんて、もはや予約しないと休日は無理だもん。

　ということで、ゆめはまさんです。乗客全員、誰一人として下の客室には入らず屋上直行。これで屋上がない船だったら暴れたくなるところですが、ちゃんと分かってらっしゃる。 　出航して、まずは出航する前から目の前に鎮座するいずもさん。でっかいなぁ。甲板は大盛況です。 　そして米軍の岸壁に停泊中で、見学どころか陸から全く近づけなかった ましゅうさん に大接近。補給艦なのに、この洗練された無駄に強そうなシルエット、スキ！。勝手に 「世界一美しい補給艦大賞」 をあげたいくらい。 　こちらも同じく近づけなかった おおすみさん。輸送艦です。このひとも相当デカイ船なんだけど、いずもさんとましゅうさんを見た後だと小さく感じてしまうという。 　観艦式というと海上自衛隊の行事みたいだけど、「自衛隊観艦式」 なんですよね。空自の飛行機やブルーインパルスも飛んでくるし、陸自もちゃんと艦上に並んでました。勇ましい。あーあー、乗船できる人うらやましいなぁー。また３年後に期待。