旅の予定は基本的に出発前にほとんど決めるんですが、今日だけは 「1日かけて能登半島をまわる」 くらいしか決めてなかったんですよね。どうにも僕の趣味だと、能登半島で 「これだけは必ず見たい!」 というものがなかったので、結局当日まであやふやなまま、観光パンフレット地図を片手に海ぎわを走りながら、通り道で何か気になったら止まる、という事にしました。
今朝は和倉温泉の近くからスタートなので、まずは能登島をぐるりとひとまわり。能登島には大きな橋が2本かかっているので、もちろんどっちも渡りますよ。こちらは西側の通称 「ツインブリッジのと」。正式名称は 「中能登農道橋」 。豪華な農道橋だなぁ。
国道の横の海に謎のやぐらが立ってたので車を止めてみたら、ご親切に説明看板が立ってました。「ぼら待ち網漁」のやぐらだそうです。やぐらの上に人が登って待ってると、たまに下をボラの群れが通るので、そしたら仕掛けてた網をトウッと引っ張る という、なんとものどかな漁法です。日本最古の漁法って書いてあったけど、ほんとに?
禄剛埼灯台。能登半島の先っちょです。やはり端っこマニアとしてはここは外せません。
世界農業遺産、千枚田。世界遺産っていろいろあるのね。もう何日か早ければ一面が金色の状態が見られたのかな。オシイ。
道の駅輪島にて、昔は本当に鉄道の駅だったので、ホームの跡が記念に残されてました。当時は終着駅だったので、片方にしか行き先はないはずなんだけれど、シベリアって何やねん、と思ったら、当時も本当に書いてあったらしい。なんでも、学生がおふざけで書いたのを駅長が気に入って、公式にしちゃったとかなんとか。
輪島から海沿いに少し南下した、上大沢地区。なんか建ってる家ぜんぶに戦でも始まりそうな防御壁が立ってるので何事かと思ったら、風よけと西日よけのための「間垣」と呼ばれる垣根らしい。裏から見てみたら頑丈に木が組まれてて、やっぱ砦にしか見えなかった。
メシログ 9/24(木)
- 朝食: 持参したカップヌードル
- 昼食: 珠洲ビーチホテルレストラン 豆腐丼 (¥950) 少し手前の「道の駅すずなり」で食べる予定だったけど食堂がなくて、代わりに近所の飯屋マップがあったので、そこでみつけたこのホテル。立派なホテルだし、大半のメニューはお高めだけど、能登半島全体でいろんなご当地丼のキャンペーン中だったらしく、これだけ無難なお値段だったのでこれに決定。見た目どおり、とても優しい味。
- 軽食: 道の駅狼煙 いも菓子 (¥250) 能登半島の先っちょ、禄剛埼の道の駅にて。ご当地銘菓、いも菓子。見た目からして、ひよこまんじゅう的な味かと思いきや、予想外のニッキ風味。2つセットの1つは後で食べようと残してたら、数時間で車の中に八ッ橋臭が充満。
- 軽食: 道の駅奥能登塩田村 海のなかま しおゼリー (¥220) 能登の塩田にちなんで、行く先々で塩ゼリーとか塩サイダーとか塩味づくしなのですが、その中でも想像のつきにくい塩ゼリーチャレンジ。ホントに塩味オンリーだったらネタ土産として最高なのですが、当然フルーツ的な風味もついてて、無難に美味しいです。見た目も凝ってるし。
- 夕食: ひみ番屋街 氷見前寿司 寿司4皿と氷見うどん (¥1641) 温泉の隣にある、道の駅のような地産地消の複合施設。食事処もたくさんあるのだけれど、時間遅くて寿司屋しか開いてなかった。能登だし海の真ん前だし、普通なら寿司屋で大歓迎なのだろうけど、僕はつい数年前まで魚ギライだったせいで、寿司屋での自然な頼み方が分からんのですよね。その点この店は、白身オススメ3種とか、青魚オススメ3種とかあって助かったけど。
旅のきろく 9/24(木) 雨ときどき曇り
- 走行距離: 347.6km (計1730.7km)
- 給油: 134 x 20.00L (石川県七尾市)
- 入浴: 氷見温泉総湯 ¥600
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露天あり、ロッカー無料、シャンプーあり、ドライヤーあり。
この旅3回目の総湯。片山津と和倉は古くからある温泉街の公衆浴場だけれど、ここは最近掘って新名所にした感じの、スーパー銭湯的な温泉。キレイで便利で快適。そして今日こそ、やっと芋洗いじゃない、静かな風呂に入れた!。ああ゛ー。い゛きかえる゛ー。 - 宿泊: 道の駅 カモンパーク新湊
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朝食不可、近所にコンビニあり。
トイレは施設内で綺麗。洋式トイレあり(だれでもトイレ)、シャワートイレなし。
市街地に近い道の駅。バイパス沿いなので道路はうるさいだろうしトラックも多いのだけれど、雨音の方が大きかったし疲れてたので全然気にならずグッスリ。
そして翌朝、起きて外をみたら陸自の大部隊がみっちり停まっててちょっと驚いた。任務頑張っていただきたいですが、元から少ないトイレが大混雑でちょっと困った。