まじこ(愛車) と北陸方面の旅5日目。岐阜の白川郷が北陸かと言われると微妙ですが、距離的には富山や石川からすぐ近くです。
もうこの数日、毎日のように行く先々が異常な混雑でウンザリしてたので、白川郷は朝イチで行きましたが、さすがにもう連休最終日という事もあって、さして混まずにゆっくり回れました。よかった。今日も渋滞&シャトルバスだったらもう心が折れそうだったもん。
展望台から見た集落。朝イチすぎて、着いた時には霧の白川郷でしたが、のんびり下見しながら登ってったらいい具合に晴れた。いい景色ではあるけど、も少し低くて近い場所から見たかったかな。 ちょうど稲刈り前で、どこもかしこも金色に染まって、日本の秋って感じでしたなぁ。 合掌造りの2階はこんな感じ。和田家さんのところの2階です。居住するのは1階で、上の階は倉庫や養蚕をしたりするようです。暖気を上階に回すためか、たまに床がすのこ状になっててドキドキする。
白川郷のあとは、ダムを巡りながら北上したのですが、通り道にあるもうひとつ世界遺産、五箇山の菅沼合掌造り集落 にも寄ってみた。白川郷に比べるとこじんまりとしてし、この連休でも人もそれほど多くなかったので、気軽に散策できました。
そんな感じで、午前中は合掌造りづくしだったのですが、白川郷と五箇山を流れている庄川は本当にダムだらけで、しかも川に沿って、走りやすい国道156号が走っているので、えらい簡単にダム巡りできちゃいます。これは制覇するしか! 椿原ダム。1953年完成。高さ68.2m。
まさに国道沿いなのに全く近づけないし、森も深くて全貌が見えないorz。もしかしてこの先ずっとこんな感じなのかと不安になる。 成出ダム。1951年完成。高さ53.2m。
今度は国道の橋からバッチリ見える。超うれしい。ゲートが多いのと、曲面が多くて、なんかこういうダム好き。端のゲートを開けた時の斜面を流れる水の動きがさぞかし美しい事かと。 赤尾ダム。1978年完成。高さ29.2m。
門だけに見えるけどちゃんとダムです。発電に特化したストイックなダム。 小原ダム。1942年完成。高さ52m。
成出ダム似てますね。ステキな曲面。どっちも関西電力のダムだけど、基本の形があるのかね?。左上のゲート3門から繋がってるであろう左下の3つのトンネルから水がぞぼぞぼ出て来てワクワクする。 祖山ダム。1930年完成。高さ73.2m。
右上がダムかと思ってたら、帰って地図見たら違うぽいね。近付く道がまるでみつけられなかったよ。この先もまだ予定があるので、今回は断念。 小牧ダム。1930年完成。高さ79.2m。
そもそもこのダムが見たかったんだぁー!。まず白川郷から小牧ダムへ向かう道を調べた結果、通り道に五箇山と上のダムダム群を見つけてしまった、ってのが今日の行程の真相。
ものすごく年季の入ったダムだなーと思ったら、なんと1930年完成!。戦前ですよ!。それでこの迫力と、17門のゲート。たまらん。惜しむらくは下流から全貌を見られるポイントがない事。でもこれも関西電力ダムで、基本的な形は成出や小原と一緒なのね。このなめらか曲線、いいわぁ。
で、こんだけダム欲を満たしておいて、今日の予定はまだ続きますよ。
真の目的地は、能登半島にある、謎のやる気に満ちた宇宙科学博物館、コスモアイル羽咋 だったのです。うわ、実物大ロケット置いてある。本気や!
でも一応連休中だってのに、なんか駐車場が閑散としてんだけど。あれぇ?。あんま人気ないの? そして入るとですね、なんか展示物が濃すぎる。この丸いのはガガーリンが初めて宇宙に行って帰ってきた宇宙船と同タイプの物なのですが、ホントに打ち上げられて、大気圏突入して戻ってきた、ホンマもんの本物です。どんだけ頑張って調達したのやら。
他の展示物も「本物であること」にこだわっていて、本物ではなくても同じ材質で作ってあったり、なんか並々ならぬ情熱です。上の写真のロケットも、何気に2段目部分は本物らしい。でもその一方、なぜかUFOネタが大好きだったりします。それらが全部、館長の情熱の賜物らしいんですよね。すごいわー。
コスモアイルを堪能した後は、すぐ近くに国内で唯一、車が走れる砂浜、千里浜なぎさドライブウェイ があるので、せっかくだから、まじこに砂の感触を堪能してもらいました。砂のキメが細かいおかげでガッチリ固まるので、普通の車とタイヤでも問題なく走れるのだそうな。
でもちょっと脇に止めようと思って道から外れてみたら、とたんにマトモに走れなくなって焦りましたね。これが本来の砂浜なのか。
そして今日のお風呂は和倉温泉。こないだコメント欄で教えてもらった、まじこ(MRワゴン2代目)に似てると話題のわくたまくんに会いにいきました。わくたまくんストラップもちゃんと買ったので、明日からは仲間が増えるよ。
メシログ 9/23(水)
- 朝食: 持参したパンとカップスープ
- 飲み物: 道の駅上平ささら館 富山ブラックサイダー (¥220) 道の駅とかSAに寄ったら、とりあえず何か変な物を買ってみる事にしてるので、ここでも1本。富山ブラックってのは、黒いスープで胡椒の効いた、富山のご当地ラーメンの事ね。胡椒は結構効いてましたが、まあやっぱり、それほど無茶な味ではありません。普通に飲めます。
- 昼食: 五箇山菅沼集落 食事あらい 白えびかきあげと山菜そば (¥1000) 合掌造り集落を眺めながらのオープンランチ。今回の旅の通り道は蕎麦どころばかりなので蕎麦ばっか食ってますが、まー元々蕎麦は大好きなので何度でも食いますよ。山の中だし、白えびって川えびなのかと思ったら、普通に海のえびですね。富山一帯で名物扱いぽい。
- 夕食: 能登食祭市場 加賀屋 天ぷら御膳 (¥1440) 本当は和倉温泉の風呂上がりに温泉街で食べたかったのだけれど、基本的に宿に泊まる前提なのか、夜は飲み屋か、入りにくそうな寿司屋さんくらいしか開いてない。どうしたものかと調べたら、食祭市場を発見。遅くまで開いててありがたい。せっかく能登なんだし、海鮮丼かと思ったけど、値段と具の都合上(苦手な魚介多い)、天ぷら御膳に。でも天ぷらも地魚多くてよかった。
旅のきろく 9/23(水) 晴れ
- 走行距離: 183.1km (計1383.1km)
- 駐車: 白川郷 せせらぎ公園小呂駐車場 ¥500 /1回
- 駐車: 五箇山 菅沼集落駐車場 ¥500 /1回
- 入浴: 和倉温泉総湯 ¥440
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露天あり、ロッカー無料、シャンプーあり、ドライヤーあり。
わくたまくんの故郷、和倉温泉です。銭湯価格の公衆浴場なのだけれど、最近建て替えたばかりなのか、えらい新しくてキレイでした。銭湯価格なのに露天あるしシャンプーとか置いてあるし。 - 宿泊: 道の駅みなとオアシス 能登食祭市場
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朝食不可、近所にコンビニなし。
トイレは夜間は公衆トイレ。洋式トイレあり、シャワートイレなし。
元々は能登島まで行って寝るつもりだったけれど、和倉温泉の近くでメシ屋を探したらここに着いた。で、もうめんどくさくなってここで寝た。施設は夜は完全に締めちゃうので、トイレは隣の公園のになるけど、電気つかないのはちょっと。