いずも型護衛艦２番艦、「かが」さんの誕生です！。誕生は違うな。進水です！。おめでとうございます！。おめでとう！。おめでとう！。
　本日は海上自衛隊、平成２４年度護衛艦　(24DDH)　の進水・命名式だったので、せっかく近くに住んでるし、見に行ってみました。いずもさんの時は式の数日後に知って超くやしかったので、今度こそ！。つーても、式典参加の一般公募はしてないみたいなので、対岸から眺めてただけですけどね。

　しっかし、みんないろいろ 「いずも」 とペアになる艦名を想像してたけど、てっきりまた、しなくていい深い配慮で旧海軍の空母の名前は外してくるかと思ってたので、かがさんは予想外だった。いえもちろんステキな名前で大賛成ですよ。がんばれかがさん！

　かがさんを建造しているのはジャパンマリンユナイテッド磯子工場。新杉田駅のすぐ近くですね。今回は金沢八景からシーサイドラインで行きました。シーサイドラインの車窓は見どころが多くて飽きません。シーパラダイスあり、公園あり、工場あり。写真は住友の巨大ドック。近くで見てみたい。
　今回は時間がなかったけど、また今度、シーサイドラインの沿線をブラリ旅したいな。

　式典は14時過ぎから30分ほど。対岸からは花火と風船が見えるくらいで、何も聞こえないし、艦名が何になったのかも全く分かりません。動きがあるのを悶々と待つ。
　そして式典のあとはドックから出て、少し離れた艤装岸壁まで初めての航海をする訳ですが、昔みたく豪快にドックからレールを滑ってザバーンとかしないので、出るだけで数時間かかります。まず４つのクレーンで寄ってたかって、式典のために付けた物を下ろしたり、今のうちにのっけときたい物を積んだり大忙し。でもなぜこのタイミングでエレベータ積むんだろう。甲板まっさらで式典するため？

　式典の間は艦尾しか見えないのだけど、護衛艦の艦名はお尻に書いてあるので、式典が終わったら布を外してくれるに違いないとワクワクしてたのですが、結局最後まで外してくれませんでしたね。名前が「かが」さんになったと知ったのもネットニュースです。艦首につけてたお披露目用の名札が外されてクレーンでブラブラしてた時に写真を撮り損ねたのが一生の不覚。

　いろんな作業が終わったらタグボートで船出です。まだ自分では動けないので、250mもある船をちっちゃいタグボートで寄ってたかって押したり引っ張ったりする訳ですが、引っ張るのはイワイくん１人でイケるのな。すげぇパワー。
　イワイくん引っ張る人。イスミくんとカズサくんは横から押して向き変える人、スルガくんは反対側から止める人。ほんとキビキビ動きます。

　だいぶでてきたー。もう17時過ぎ。ドックから引っ張り出すまではものすごく慎重ですが、ドックから出たら急にスピードアップ。いずもさんをちょくちょく見慣れているとはいえ、やっぱでっかいなぁ。
　あとはこのまま、お尻をひっぱられてバックでズルズル連れていかれます。ちょっとかわいいです。こんなに船の形ができてても、まだ完成まで２年近くかかるんだもんなぁ。この後の作業はこの裏の桟橋でですが、そっちはそっちで対岸のつり公園の辺りからよく見えるので、またいつか見に行きますか。

　って、こんな調子じゃタグボートフェチみたいなので、かがさんのアップも。艦橋のガラスとかは入ってない割に、手すりとかはしっかりついてるのな。作業の安全対策でもあるのかな？
　レーダーもまだ仮の蓋ですけど、わざわざ塞いでるところをみると、やっぱ重要なんですね。 　船首にはかがさんの証、184。それにしても見事にカクカクしてますな。隣で見てたおっちゃんとも話してたけど、さすが造船技術の結晶だけあって全然ボコボコしてないし、キレイな船ですなぁ。
　上にはさっき突貫で載せられたエレベーターの天板が。でもあれ？、甲板の断面て安易に見せていいもんなのか？

　かがさんが出て行った後のドック。まさに祭りの後のような雰囲気ですが、また休む事無くここからでっかい船が生み出されていくのでしょう。そして工場の標語がアツイ。造れる誇りを胸に持ち　全員主役で総力上げて　世界に示そう技術力　未来へ羽ばたけ　我らの24DDH！

　かがさんが行っちゃったあとは、今日僕が見ていた場所とは別の定番の見学ポイント、臨海緑地公園に行ってみた。今日は運悪く、でっかいサルベージ船がドックの手前に鎮座していたので、こっちからだとあまり見えなかったと思うのですが、結構人が居たなぁ。でもサルベージ船もデカくてカッコいいよね。