順を追って説明すると、
- 車で鹿児島まで向かっている途中、岡山あたりまで来た時点で、打ち上げ2日前にして、天候不順で打ち上げ延期 になってしまったんですが、今回に限って延期に備えた予備日を確保してなかったので、島に渡る意味がなくなった(もう種子島はさんざん巡ったので観光もツライ)。
- 基本的に車中泊なので、以前ならいくらでも旅程を延ばしたのだけれど、今は家に熱帯魚やら家庭菜園やらあるので、10日が限度。そしてせっかくここまで車で来たので、島で時間をつぶすよりは帰り道の観光に時間を割きたい。
- 種子島に渡った後の延期だったら腹をくくって打ち上がるまで付き合うのだけど、渡る前どころか九州にも入る前だったので、だったら 帰り道にする予定だった広島、四国観光に全力を注いだ方がトータルとしての満足度が高くね?
- ということで、昨日の終点、岩国から先は全キャンセルして、はやぶさ2の事は完全に忘れる事に決定。ちなみに今日、すぐ翌日の12/1に打ち上げと再決定 したので、船さえ取れれば今からでも行けるんだけど、もう何もかもめんどくさい。もう忘れた!。今回はご縁がなかったという事で。たぶん天気よくないから、打ち上がっても速攻で雲に刺さるし。
大津島は徳山から船で20分ほどで着きます。上の写真のとおり、人間魚雷、回天の基地を全力で観光に押し出してるんですが、まあ決して忘れてはいけない歴史なので当然のような、でも売店とかで回天グッズがいろいろ売ってるのを眺めてると何か違うような、ちょっと不思議な島です。
徳山といえば工場。新幹線で通るたび工場すげーと思ってましたが、海から見られる日が来るとは。ちょっとした工場モエクルーズ。
回天基地以外については、とても静かで素朴な島です。人なつこい猫がいっぱいいます。集落が斜面に密集してるのだけれど、どの家もしっかりとした瓦屋根で、なんかいい雰囲気です。
前に何かのサイトでこの島の記事を見た時に 「回天以外にも、島のゆったりとした時間を感じてほしい」 といった事が書いてあったのですが、本当に居心地がいい島でした。
島には3時間ほど居たので、回天基地より南側の2kmほどをひとまわりしてたら、いかにも瀬戸内海といった絶景。もう12月なのに上着も要らなかったし、瀬戸内気候って本当に穏やかなんだなぁと実感。
大津島から戻ったら、50km先の周防大島までひとっ走りして 陸奥記念館!。火遊びはしないでね!
周防大島には橋で渡れるのだけれど、橋が島の西端、陸奥記念館は東端なので、渡ってから30分くらいかかります。着いたのは閉館時間ギリギリだった。
記念館の中はもちろん貴重な資料や写真がいっぱいなのだけれど、外の公園にもしれっと引き上げた現物が置いてある。あぶなく気付かずに見逃すところだった。右からスクリュー、副砲、船首、副砲。菊の御紋こそついてないけど、船首の現物がここに置いてあるとは思わんかった。
そしてもはや観光ガイドとかにも書かれてないけど、本当にしれっと、記念館のすぐ隣に海自の飛行艇 PS-1 が、本当にしれっと置いてあった。どうやってここまで持ってきたんだコレ。
旅のきろく 11/29(土) 晴れ
- 走行距離: 171.0km (計1075.9km)
- 高速料金: 東名:横浜町田 〜 山陽道:徳山東 ¥10120 (深夜割引:通常¥14870)
(経由:東名、新東名、東名、伊勢湾岸道、東名阪、新名神、名神、中国道、山陽道) - フェリー: 大津島巡航フェリー 徳山 〜 馬島 往復 ¥1420
- 高速料金: 東名:横浜町田 〜 山陽道:徳山東 ¥10120 (深夜割引:通常¥14870)
- 入浴: 片添ケ浜温泉遊湯ランド ¥510
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露天あり、ロッカー無料、シャンプーあり、ドライヤーあり。
どちらかというと地元の人向けの施設ぽいが、普通に綺麗だし露天もあるし、いいお風呂。でも周防大島には他にも有名な温泉があったぽいので、先にもっと調べればよかった。
この温泉の目の前の片添ヶ浜は南国のリゾート地みたいな雰囲気で、朝日がとても綺麗。 - 宿泊: 道の駅 周防大島サザンセトとうわ
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朝食不可、近所にコンビニなし。
トイレは公衆便所。あまり綺麗でない。洋式トイレあり(障碍者用)、シャワートイレなし。
夜になると施設のトイレは閉鎖で公衆便所しか使えない、しかも遠い、しかもドア壊されてる、と、なかなかヤな感じだったので、他にいい場所がないか探してみたけど、結局なくてここで。周防大島のだいぶ奥の方なので、車通りも少ないし、トラックが休憩に来る事もないので、寝るには申し分ない。
メシログ 11/29(土)
- 朝食: 山陽道:下松SA下りフードコート ふく唐揚げ定食(¥800) 朝っぱらからふく!。山口だからふく!。ちっちゃいふくの唐揚げは初めて。ふくも美味しいんだけど、フードコートの安い定食なのに小芋の小鉢までついてるのが心憎い。
- 昼食: 徳山港駐車場 持参したパン
16:30までに陸奥記念館に着くにはギリギリだったので、飯屋を探す暇がなかった。 - 夕食: お食事処 慶(周防大島) アジフライ定食(¥1000)
この日泊まる道の駅の目の前にある居酒屋。他にも何軒か魚系の飯屋がある。
せっかく瀬戸内だし冬だし、カキフライを頼んでみたら売り切れだったので、本日のオススメになってたアジフライにした。確かに美味かった。¥1000で刺身まで付いてるし。