父島のダイビングスタイルは、基本1日3本で、朝ボートを出したら夕方まで港に帰ってきません。ランチも静かな入り江とかで船の上です。送迎の車でそのまま船に直行なので最初は戸惑います。その代わり、どこの店の船も大型のダイビング専用船で快適ですけどね。
1本目 ポイント名:スクランブル
天気も悪いし風も強めの中で、最初から沖の方のポイントで波乱の(言葉通り)幕開けです。ブリーフィング中も 「早く!早く飛び込ませて酔うから早く!はやく!」 しか考えてませんでしたが、潜ってみればなんということでしょう! なにこの魚群。まさにスクランブル。しかも飛び込んだ時から20〜30m下まで見えてるし。やっぱ南の島の透明度はレベルが違いますなー。でもユウゼンいるし(主に伊豆諸島と小笠原にしか居ない)、魚や海の色は伊豆諸島に似てるので、沖縄ともまた全然違うんですけどね。
ウミウシもたくさん、というか、このウミウシだけ気持ち悪いくらいたくさん。コンガスリウミウシ。これも伊豆と小笠原ならでは。
2本目 ポイント名:万作の鼻
2本目は1本目よりはだいぶ静かな入り江の近くから。小笠原はどこのスポットも地形がとんでもない。陸の切り立った崖も圧巻なのですが、そこから崩れたであろう巨石がごろんごろん転がってて、ものすごい起伏です。でもそんな中も重力無視で飛びまわれるからダイビングは楽しいんですけどね。
カメラが RX100 になってから、洞窟とか暗いところが綺麗に撮れて超うれしい。これで水中モードがあれば最高なんだけど。
サメいたー。ネムリブカ。でかい。ふつくしい。
3本目 ポイント名:ブーベロック
前2本がダイナミックだったのに比べるとすこしゆったりめ。サンゴやソフトコーラルだらけの壁を眺めながら生き物探し。生物好きの人には楽しいところ。クモガニ。これほどちゃんとピント合うのも珍しい。
といった感じで、1日たっぷり潜るので、ダイビングが終わって一息つくともう16時なのですが、日があるうちは諦めません。もう冬至も近い上に、父島は市街地が山に囲まれてるので17時には真っ暗になってしまうのですが、かろうじて夕陽スポット巡り。
街を見下ろせる大根山公園に来てみたのだけれど、何の脈略も説明もなく、戦車の砲塔やら大砲が置いてある。この謎は2日後に解けるのだけれど。
夕日がきれいな三日月山展望台。残念ながら最後は雲に隠れちゃったけど、夕方からやっと晴れたし、みんな見に来てた。