2014年09月30日

熱帯魚はじめました

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 新しい水槽を立ち上げて2週間。そろそろ生物を入れ始めました。まずは慎重に、ネオンテトラさん5匹だけ。いままで地味な色のメダカさんしか見てなかったので、青くてキラッキラの熱帯魚は感動モノです。
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 ネオンテトラさんは普通は平和に群れをなす魚なのですが、この水槽に5匹だけだと個々の縄張りができてしまうのか、ケンカばっかしてますな。もすこし増やした方がいいのかも。

 ということで、新しい水槽も落ち着いてきたことですし、ここまでの軌跡をまとめておきましょう。
 なお、今までの水槽は 「ひこざわ農園」 とか 「ひこざわ親水公園」 とか呼んでましたが、この先もう食う物を植える気はないし、親水公園はどうも言いにくいので、これからは2つ合わせて 「ひこざわ水族館」 と呼ぶ事にします。カテゴリも 「アクアリウム」 に変更で!

9がつ15にち。みずいれた

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 水槽セット。サイズは W31 x D18 x H25cm 約12L
 ガラス水槽、フタ、上の濾過ポンプもセットで ¥2000 ちょい。アクアリウムは贅沢趣味と思われがちですが、水槽自体は意外と安いんですよ。このセットはカインズホームのプライベートブランドぽいですが、安いのに曲面ガラスがいい感じ。


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 今回は 底面濾過 にチャレンジ。水槽の底から水をくみ上げて水を循環させます。底に敷く砂の全てを微生物の住み家にして、ゴミの濾過や有害な物質の分解が行う、非常に濾過能力が高い手法です。
 このサイズの水槽なら、普通は上のポンプの濾過能力だけでも何とかなりますが、濾過能力が高ければ生物も増やせるし、あと、単に一度やってみたかっただけです

 上のポンプは水槽に付属の物をそのまま使えるので、下に敷いて水を通す 「すのこ」 だけ買い足します。ポンプはニッソー、すのこはGEXで別メーカーだけど、なんとか繋げた。


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 今回底に敷く砂は 大磯砂 といって、粒の大きさは2〜3mm。小さい粒はすのこの隙間から落ちてしまいそうなので、一応ネットを敷いときます。この黒い洗濯ネットはシルク(100均)で見つけたけど、旅行でも使い勝手がよさそうなので、3枚くらい買っちゃった。

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 微生物の住み家となる濾材。砂利自体も住み家になるのだけど、こっちの方が細かい穴があって定着しやすいんじゃないかと。砂と混ざると掃除が面倒なので、これまた洗濯ネットで。


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 あとは大磯砂を敷き詰めて、水を入れれば濾過システム完成。濁りが取れるまで数日かかるので、今日のところはここまで。
 大磯砂は前の水槽の時に買った物だけど、10kgで1000円くらい。底面濾過の場合は砂を厚めに敷かないといけないので、このサイズの水槽でも3〜4kg分くらいは使ってます。

 それと、背景に黒いフィルムを貼りました。水槽コーナーにも専用のフィルムは売ってるんだけど、車用のスモークフィルムの方がはるかに大きくて割安だったのでそっちで。何度でも失敗できます。

  • CAINZ 車用スモークフィルム ¥298

※ここまでの出費: 約 ¥4300

9がつ21にち。いろいろうえた

 水を入れてから1週間。ポンプを回し続けて濁りを沈澱させるとともに、前の水槽を掃除すると出てくる汚泥のような物を、そのまま新水槽に投入してやります。この中には大量の微生物が入ってるので、ゼロからだと1ヶ月くらいかかると言われている水づくり(=微生物の育成)が急ピッチで進むのです。前の水槽の時は白濁りが取れてミジンコとか泳ぎまわるまで2〜3週間かかったけど、今回は数日で達成。

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 という事で時は満ちた。いざレイアウト!。いろいろ買ったよー。


 今まで飼ってたメダカさんは元から日本の魚なので、真冬の水温でも耐えられるのですが、こんどは熱帯魚なので水温が低いと死んでしまいます。ヒーター大事。とても大事。

 そして今までの水槽では水深が浅すぎて植えられなかった念願の水草です!。水草は高価いですなー。近所のホームセンターにも一応売ってるけど、品揃えも品質もイマイチなので、基本 チャームさん で買ってます。今回は初めてなので、手がかからない初心者用の水草ばかり。水草を砂に上手に埋えるのは結構タイヘン (というか、イライラする) なので、寄せ植えは楽でいいです。掃除するのも楽だし。

 石は そこら辺から拾ってきた物を水槽に入れると何が溶け出すか分かったもんじゃない ので、安心を金で買います。崖っぽい見た目がいい感じ。それと、これから水槽に入れる魚は弱酸性が好みなのだけど、大磯砂は若干アルカリ寄りになるので、木化石の成分で酸性寄りにできます。実際すでに弱酸性。

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 左側のパイプを極力隠したかったのと、吸出し口から遠い底面からも優先的に水を吸い出してくれるように、パイプ近辺の砂は厚く、遠くは薄くする といいらしいです。どうせなら段差のあるレイアウトにしたかったので、植木鉢の底網 と 結束バンド で土手 を作ってみました。
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 前の水槽でもいろいろ地形を作りました が、大磯砂は重い割には落ち着きのない砂なので、壁だけ作ってもすぐに砂がぐずぐず崩れて、壁が浮いてしまいます。砂の重さを受ける底面を作ると落ち着きます。

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 あとはハンマーでカチ割った石をいい感じに並べて、

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 水草を植えれば完成。アヌビヌスナナはポットから出して2つに分け、おもりをつけて植えました。
 ヒーターはもっと目立たなくできればよかったんだけど、
  1. 水から出た状態で加熱すると一発で壊れるので、水面近くや縦置きは不可
  2. 水流のある場所に置くべき
という条件を満たすとそこしか。まあ、元工学部生らしく、自然と人工物のマリアージュを楽しもう ということで。

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 上から見るとこんな感じ。底をほじくるコリドラスさん を入れたいので、手前には草は植えません。

 といったところで、水草はなかなかうまく植えられないし、レイアウトもなかなか納得いかずに相当水を濁らせてしまったので、今日はここまで。

※ここまでの出費: 約 ¥13400

9がつ24にち。くさはえたwwwwwwww

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 コリドラスさんを入れる以上、定期的に底の大掃除をしないといけないので、あまり配置物を増やしたくないのですが、さすがに植木鉢そのままは味気ないので、ウイローモスを細かくちぎって縛りつけました。何週間かするとモッフモフになります。
 ウイローモスは前の水槽に捨てるほど生えてるので移植しましたが、店なら1パック¥500くらいで売ってます。縛りつけてるのは1号の釣り糸です。これでもかというくらいぐるぐる巻きにしますが、見ての通り、透明なのでほぼ見えません。

 ちなみに、この植木鉢は、前の水槽を作った時に半分に切った片割れなのですが、ノコギリで植木鉢を切ると一発で歯がダメになるので、切るなら安物でやりましょう。あと、もうすぐ切れそうだからといって力で割ると大抵は砕け散るので、最後まで根気強く切りましょう。

9がつ26にち。ようこそねおんてとらさん

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 というわけで、今回は約10日目にして生物受け入れです。前の水槽の時はものすごッくのんびり準備したおかげで (生物入れるまで4か月) いろいろ分かったので、今回はあまり恐れずに。
 とにかく生物を入れて糞をしてもらわないと生態系が回らないので、最初の魚にはちょっと苦労をかけますがよろしくお願いします。主役のコリドラスさんは水草も生物も安定してから。

  • ネオンテトラ 1匹 ¥48 x 5 = ¥240

9がつ29にち。ようこそえびさん

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 今回は前の水槽から水を移植したおかげで、水を濾過してくれる微生物はえらい勢いで増えてくれたのですが、微生物と一緒にコケの素もついてきますので、さっそく ありとあらゆる所にトロロ昆布みたいな糸コケ が生えまくってます。植木鉢もたった1週間でえらい貫禄です。
 そこで我らの救世主、ミナミヌマエビさん登場。前の水槽でも散々お世話になってますが、実に人類的に都合よく、見た目の悪いコケだけ食ってくれます。入れて2日で大半を食いつくしてくれました。

  • ミナミヌマエビ 1匹 ¥80 x 4 = ¥320

 ちなみに、コケ食いとしてはヤマトヌマエビさんのほうが有能らしいのですが、店で眺めてると デカすぎてキモコワイ ので、いまだに手を出せません (ミナミはせいぜい3cmだけど、ヤマトは5cmくらいになる)。腹減るとその辺の小魚を襲うらしいし。

おれたちのすいそうはこれからだ

 といった感じで、長くなりましたがこれまでのまとめでした。このあとコリドラスさんを2匹と、しばらくして安定したらネオンテトラさんを10匹まで増やして満足する予定。

 12Lの水槽に計16匹になってしまうので、一般的な目安としてよく言われる、「魚1匹に1リットル」 や 「魚1cmに1リットル」 からすると多めなのですが、濾過能力が十分な環境ならネオンテトラとか群れる小魚は多めにカウントして大丈夫ぽいので、なんとかなるんじゃないかと。

※ここまでの出費: 約 ¥14000

posted by ひこざ at 23:12| Comment(0) | アクアリウム・家庭菜園
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